あなたは数字の0を生活の中で毎日使っていると思います。
朝起きて、目覚まし時計を止めます。
眠い目をこすりながら、時計を見ます。時間は6時00分。
この時計のなかに0が使われていますね。
また顔を洗った後にテレビをつけて、新聞を広げます。
今日は何日だったかなと、カレンダーを見ます。
このような行動の中にも数字が関係していますよね。
数字があるということは、0も関係しているということです。
そしてコンビニでコーヒーを買うときお金を払いますよね。
そのお金、10円玉や100円玉に0が使われていますよね。
コンビニは0のオンパレードです。店中0だらけです。
私たちの生活と切っても切れない関係の0。
ここでは、この0についての雑学についてを書きたいと思います。
0の発見
私たちが普段使っている0はどこで生まれたものなんでしょうか。
0は、古くはアラビア人が使っていたという記録があるためアラビアが起源といえます。
この記録というのは、「引き算をして何も残らなかったとき、その場所が空白にならないように、小さな丸を書いておいた」というものです。
しかしこの、「引き算結果の無を表すこと」はマヤ人もギリシャ人もしてました。
世界各地で無についていろいろ考えられていたということですね。
それをインド人が7世紀に数値化して、ゼロが生まれました。
テニスで使われている0の由来は?
最近は錦織圭選手の活躍などの活躍もあって、テニスを見る機会が増えましたね。
テニスの中にもさまざまな数字が出てきますよね。
試合を観ていてエア・ケイが決まると、得点が15点。次に得点が決まって30。
さらに入って40になりました。
相手の得点はまだ無得点です。無得点は0ですね。
この0は、テニスでは「ラブ」っていうんです。
何でそんな言い方なの?って疑問に思いますよね。
ラブってLOVEってこと?そもそも何語なの?
実はこの呼び方になった理由には3つの説あります。
まず1つ目は、フランス語が語源だという説です。
0という数字の形が卵に似ているために、フランス語で卵を意味する「ルフ」が変化して「ルフ」→「ラフ」→「ラブ」となったといわれています。
フランス人の食へのこだわりがテニスにも表れたのでしょうかね。
2つ目がオランダ語が語源という説で、名誉という意味の「lof」(ロフ)が変化したという説です。
テニスは名誉をかけた試合だったということでしょうか。
3つ目が、ラテン語が語源という説です。
「ab ovo」(最初から)が変化したといわれています。
この「ovo」は「卵」という意味で、卵から、というのが「最初から」という意味になったといわれています。
実際にあった0の数の多い紙幣とは
日本のお札を見てみると、1,000円札、5,000円札、10,000円札となっています。
ゼロの数は最高で4つですね。
このお札の0の数、世界でみたらどのくらいが最高だと思いますか。
実は、最高額面のお札は、ハンガリー紙幣の10垓(がい)ペンゲーなんです!
垓ですよ!!この単位、初めて使いました!
垓っていう単位は、よく小さいころ単位を暗唱しました。
「いち、じゅう、ひゃく、せん、まん、おく、ちょう、けい、がい、・・・」
この「がい」なんです。10の21乗です!
つまり、1000000000000000000000(ゼロが21個)となります!
でもこの10垓ペンゲー、価値はほとんどありませんでした。
というのも、当時のハンガリーはハイパーインフレで、パン1つ買うにも大量の札束が必要だったそうです。
額面が大きいからってその価値も大きいとは限らないんですね。
ちなみに、この後新しい紙幣が出されて、その後ハンガリーのインフレは収まったようですよ。
「0」でもあり「1」でもある?量子コンピュータとは
膨大な計算を瞬時におこなうことができる量子コンピュータといわれるものが開発されています。
量子の世界ではとても不思議な法則が成り立っています。
量子というごく小さな粒子では「0」という場所と「1」という場所、両方に存在することができて、「0でもあり、1でもある」という状態になっているのです。
例えば、光も二面性を持っています。
光は「粒子であり、波でもある」もので、粒子と波の両方の性質を持っているのです。
この0と1両方に存在することを「重ね合わせ」の状態といいます。
このような量子の性質を利用すると、通常のコンピュータでは10億通り計算しなければならないものが、わずか1回で計算できてしまうのです。
この量子コンピュータの利用法として創薬が期待されています。薬を創ることですね。
病気の原因となるたんぱく質に適合する薬を探し出すのです。
また、交通渋滞にならないような最適なルートを探し、交通の効率化をはかる研究もおこなわれています。
0という不思議な数字
0は普段何気なく使っている数字なのに、わからないことがたくさんありました。
今回はの雑学では、計算や数式について触れませんでしたが、その中にも0には面白い性質がたくさんあるんですよ。
0にはまだ知られていない魅力があるみたいですね。
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