あなたはeスポーツというのを知っていますか?
eスポーツとは、コンピューターゲームやビデオゲームで対戦して勝敗を競う競技です。
競技者は自らが体を動かすものではありませんが、ひとつのスポーツととらえられています。
といっても、ピンとこないですよね。
このゲームのどこがスポーツなんだって思いますよね。
そこでここでは、eスポーツについてできる限りわかりやすく説明したいと思います。
この記事は、
・新しいゲームはやらなくなった30代
・古いゲームばかりやってる40代
・ゲームはテトリスで止まってる50代
に向けて書いています。
これを読めば、eスポーツがただのゲームではないことがわかると思います。
もしeスポーツを始めるのであれば、この記事は参考になるはずです。
eスポーツもスポーツのひとつ
日本では体を使って動く運動や体育をスポーツといっていますが、欧米ではeスポーツのような頭を使って楽しむものやゲームをスポーツととらえています。
例えばチェスは、日本ではあまりスポーツという意識はありませんが、国際オリンピック委員会では、チェスをスポーツのひとつとして認定しています。
なので囲碁や将棋もスポーツといえるんですね。
eスポーツの競技人口は、世界で1億人以上ともいわれています。
1億人といわれても多いのか少ないのかわかりませんよね。
日本で多い野球の競技人口はというと、世界では3,500万人なんです。
eスポーツのほうが、圧倒的に多いんです。
eスポーツには大会がある
eスポーツの大会の楽しみ方は2つあります。
・大会に参加する
・大会を観戦する
このどちらかになります。
日本国内には、JeSPAなどが主催する大会がいくつかあるので、参加するときは参加人数と参加するゲームを決めて、出場することになります。
応援するときは、大会の場所で応援したり、視聴によって観戦したりします。
どんなゲームで戦うのか
大会に参加するときは、参加する人と、ゲームのジャンルを決めます。
ゲームのジャンルはたくさんあって、自分の得意なジャンルで選んで戦うわけですね。
ゲームのジャンルにはいくつか種類があります。
戦略ゲームのほかにも、トレーディングカードゲーム、格闘ゲーム、戦争ゲーム、スポーツゲーム、レースゲームなど参加できるゲームのジャンルは増えています。
なかには、300万人が参加した大きなゲームもあり、その規模は世界で年々拡大しているようです。
eスポーツの賞金は?
eスポーツのゲームの賞金はアメリカでは、優勝賞金が10億円で、賞金総額が23億円ほどの大きな大会もあります。
23億円ですよ。この金額がどれほどなのか、ほかのスポーツと比較してみました。
表1.各スポーツの優勝賞金と賞金総額
スポーツ | 優勝賞金 | 賞金総額 |
サッカー(プレミアリーグ) | 55億円 | 579億円 |
テニス(全仏オープン) | 2.6億円 | 45億円 |
ゴルフ(マスターズ) | 2.2億円 | 12億円 |
eスポーツ(Dota2 2016年) | 10億円 | 23億円 |
この表を見ると、サッカーがとび抜けてすごい金額になってますけど、eスポーツの優勝賞金10億円もとても高い金額ということがわかりますよね。
ゴルフのマスターズより優勝賞金も賞金総額も上なんです。
まあeスポーツは、チームの場合はその賞金を何等分かすることになるとは思うのですが、それを考えても高い金額ですよね!
日本と海外の賞金の違い
eスポーツの賞金の高さは上記の通りなのですが、それはあくまで海外での場合です。
では、日本のeスポーツの大会はどうなんでしょうか。
残念ながら、日本では今のところはそのような高額の大会はありません。
日本の賞金は海外の100分の1ともいわれています。
海外では数千万~数億円の賞金の大会があるのに対し、日本では10万円までとなっています。
これは、日本には景品表示法という法律による縛りがあるため、高額の大会を開きづらいという現状があるからなんです。
でも10万円は少なすぎると思いませんか。
これではeスポーツの選手たちは、日本ではやりたくなくなってしまいますよね。
海外では10億円を超えるプレイヤーも!
いまや世界中でおこなわれるようになったeスポーツ。
大きな賞金が獲得できるeスポーツの大会も増えて、その収入が個人でなんと10億円を超えるeスポーツプレイヤーも出てきました。
詳しくは、デジタルマーケティングエージェン
<世界と日本のeスポーツ事情|最も稼ぐeスポーツ選手や総合賞
これだけ稼ぐことができるeスポーツは、とても魅力的で夢がありますよね。
これからの日本の課題
現状の打開策としてはプロのライセンス化などが考えられるのですが、いつできるのかは不明です。
また、日本ではまだまだ競技人口が少ないといえます。
たくさんの人がeスポーツをプレイして、ゲームを普及させることが必要です。
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eスポーツには日本代表の選手がいない?
現在では、eスポーツにおいて、日本代表という選手はいません。
というのは、今の日本にはeスポーツの団体が複数あるため、日本オリンピック委員会(JOC)への加入が認められていないからなんです。
JOCに加入できないと、「日本代表」の選手を選出して国際大会に派遣することができないのです。
現在、日本のeスポーツ関連の団体・連盟は下記の5団体があります。
一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
一般社団法人日本オンラインゲーム協会(JOGA)
一般社団法人日本eスポーツ協会(JeSPA)
一般社団法人e-sports促進機構
一般社団法人日本eスポーツ連盟(JeSF)
これら5団体を統一した新しい統一団体ができれば、日本代表が選出できるようになります。
そしてさらに、選手のプロのライセンス化によって、高額な賞金の大会が開催できるようになります。
eスポーツの今後は
eスポーツは、2022年に中国で開催されるアジア大会で、公式プログラムに加わることが正式に決まっています。
つまりアジア大会では、eスポーツが競技種目のひとつになっていて、3位以内に入れば当然メダルも授与されるわけです。
今の流れでいくと、2024年のパリオリンピックや2028年のロサンゼルスオリンピックでも、eスポーツが正式に種目化される可能性もあるのです!
それほどまでに、世界ではeスポーツが普及しているのです。
そうした流れに乗り遅れないためにも、日本に一刻も早く統一団体ができてほしいですよね!
※ 追記(2018年6月27日)
2019年に茨城県で行われる国体でも、eスポーツが競技のひとつとなることが決まっています。
茨城国体については、こちらの記事をどうぞ。
まとめ
eスポーツはこれからますます普及していきそうですね。
eスポーツの賞金は海外では10億円というとても高い金額であることがわかりましたね。
ですが、日本の大会の金額はたったの10万円です。
これからは新しい団体をつくって、もっとeスポーツを盛り上げてほしいですね!
まとめは以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!