かこさとし(加古里子)さんが、2018年5月2日に永眠されました。
92歳とのことです。
かこさとしさんは絵本作家として活躍されましたが、彼の独特のタッチで描かれた絵本を見て育ったという人も多いのではないでしょうか。
ここでは、そのかこさんの遺作や今後の出版予定について調べてみました。
かこさとしさんの遺作は複数ある?
かこさとしさんは、これまで600冊もの児童書を出版されてきたそうです。
その本の中には、絵本だけでなく、科学に関するものや、動物や自然などに関するもの、または日記のようなものなど、たくさんあるんですね。
ですので、かこさんが出版されてきた本のジャンルは多岐にわたるわけですね。
ではかこさんの遺作は何になるのか、「かこさとし ふるさと絵本館 らく」様にお尋ねしたところ、次のような回答をいただけました。
遺作となるのは、一番最期に出版した作品か、あるいは絵本として一番最期の作品か、によります。
一番最期に出版した作品なら、3月に出版された「過去六年間を顧みて」。
一番最期の絵本の作品なら、1月に出版された「だるまちゃん」3作品です。
なのでかこさんを絵本作家と捉えるなら、一番最後に出版した本(最新刊)以外にも、一番最期に出版した絵本も遺作となり得るわけです。
では、かこさんが一番最期に出版した本と、絵本をそれぞれ見てみましょう。
かこさとしさんの最期の出版となった最新刊とは?
この「過去六年間を顧みて」(偕成社)は2018年3月13日に出版されています。
かこさんは亡くなったのが2018年5月2日ですから、この本が一番最期の出版本となります。
ですので、これが遺作となるわけですね。
ただしこれは日記になるので、絵本はまた別の本になります。
かこさとしさんの最期の絵本とは?
かこさんの遺作となる絵本は、2018年1月12日に出版された3作品になります。
まず1つ目が、「だるまちゃんとかまどんちゃん」(福音館書店)です。
そして2つ目が「だるまちゃんとはやたちゃん」(福音館書店)です。
そして3つ目が「だるまちゃんとキジムナちゃん」(福音館書店)です。
今後もかこさとしさん関連の本が出版されるかも?
「遺作」の意味を調べてみたときに、ある疑問が浮かびました。
【遺作】
作者が生前に世に出す作品として制作し、結果的に死後に遺されたものが遺作である。
完成した作品とは限らず、未発表の作品や、完成することなく制作途中の状態で作者の死後に発表される未完成作品・絶筆のこともある。
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未発表の作品や制作途中の作品が複数存在する場合は、すべて遺作と呼ばれることが多い。
これはつまり、まだかこさんの作品が眠っていれば、それが遺作となり得るというわけです!
それで、今後かこさん関連の本が出版されないのか、疑問に思ったんですね。
かこさとしさんの公式ホームページの2018年5月7日のお知らせには、「引き続き当ホームページでは、加古関連のご紹介を続けてまいります」との文言がありました。
これは、今後もかこさんの本が出版されるのではないでしょうか?
その疑問を先ほどの「かこさとし ふるさと絵本館 らく」様に伺ってみたところ、「現時点ではわからない」とのことでした。
完全に「ない」とは断言しなかったので、もしかしたら、今後もかこさん関連の本が出版されることもあり得ますね!
まとめ
ここでは、かこさとしさんの遺作についてまとめてみました。
現時点で遺作と呼べるのは次の作品です。
・絵日記「過去六年間を顧みて」
・絵本「だるまちゃんとかまどんちゃん」
・絵本「だるまちゃんとはやたちゃん」
・絵本「だるまちゃんとキジムナちゃん」
今後は、かこさんの未発表作品等があれば、そちらも遺作になり得ます。
これからもかこさんの作品に注目していきたいですね。