いつの間にか家の中に蟻(あり)が入ってきたことはありませんか?
ドアや窓は閉めていたはずなのに、どこから入ってきたんだろう、って思いますよね。
でも家から一歩外に出れば、そこはもうどこに蟻がいてもおかしくないわけで、庭のあちこちに蟻の巣があるはずです。
蟻の巣に囲まれて暮らしているなんて気持ち悪い、って感じる人もいるでしょうね。
そこでここでは、そのような蟻の巣を見過ごすのではなく、駆除する方法をまとめたいと思います。
この記事は、
・蟻が部屋の中に入ってきて困っている人
・家のまわりの蟻の巣を駆除したい人
・ドアや窓を開けて快適に過ごしたい人
に宛てています。
これを読めば、あなたのまわりの蟻の巣を駆除する方法がわかると思います。
蟻が家の中にまで侵入している人には、これを読んでぜひ対策して欲しいと思います。
蟻の巣の簡単な駆除方法はこの2つ!
普段私たちが目にする蟻は、巣から出てきたほんの一部の蟻にすぎません。
なのでその蟻を駆除しても、次から次へと巣からでてくるため、根本的な解決にはなりません。
ですから蟻の駆除は、その蟻の巣に対して行うことが大事です。
蟻の巣の駆除方法は、駆除剤(殺虫剤)を使うか毒餌を使うかの2つの方法があります。
・スプレーなどの駆除剤で巣に直接ふきかける
・毒餌(どくじ)を置いて、巣にいる蟻をまるごと退治する
スプレーを使う駆除方法は、ピンポイントで蟻の巣を狙うことができるので、蟻の巣の位置がわかっている場合や駆除したい場所が限られている場合に有効な方法です。
毒餌を使う駆除方法は、蟻がその毒を巣に持ち帰り、巣ごと駆除することができます。
毒餌を使う場合は巣の位置がわからなくても、蟻がみずからエサを巣に持ち帰ってくれるので駆除することができます。
基本的に毒餌を使った駆除方法は、巣のまわりに毒餌を置いておくだけですので簡単ですよ。
おすすめの蟻の巣の駆除剤とは?
イチオシは餌が魅力的な「スーパーアリの巣コロリ」!
蟻の巣の駆除剤は各メーカーからたくさん出てますけど、わたしのおすすめはアース製薬の「スーパーアリの巣コロリ」です。
毒餌のタイプですね。
このスーパーアリの巣コロリは餌のタイプが顆粒のものとゼリー状のものの2種類を使うことができて、うまく蟻をおびき寄せることができるんです。
スーパーアリの巣コロリのいい点は、効果がすぐに出るというところですね。
私が庭にある蟻の巣に使ったところ効果てきめんで、一晩で蟻の姿が見えなくなりました。
場所によってはゼリーの方が残ったりしましたが、どちらを食べるかは、その場所にいる蟻の好みなんだと思います。
効果抜群の殺蟻剤「アリメツ」とは?
そしてもうひとつおすすめなのが、「アリメツ」です。
アリメツは蟻の習性を深く考えられた殺蟻剤なので、効果抜群です。
スーパーアリの巣コロリで駆除できない蟻がいたら、こちらのアリメツを使うといいと思います。
またアリメツを使う時期や季節は、いつであっても効果があるので自分の好きな時に使うことができます。
蟻の巣を駆除するときの重要なコツ!4選
毒餌の設置には天候に気をつける!
上記のような毒餌を使う際の注意点は、雨の日にやらないということです。
毒餌が雨で濡れてしまうと、その効果はなくなってしまいます。
毒餌の効果が出るには1~2日はかかります。
設置したときに雨が降っていなくても翌日に降ってしまうこともあります。
ですから週間天気予報などで2日以上晴れが続く日に設置するようにするといいと思います。
蟻の巣の中は見えない
蟻の巣の中はなかなか見ることができませんので、中にどのくらいの数の蟻がいるのかということは、外に出ている蟻を見て判断するしかありません。
実際に蟻の巣の中が見られれば、より多くの蟻がいる蟻の巣を駆除できるんですけどね。
ですが相対的に見て、巣の外にいる蟻が多ければ、巣の中にいる蟻の数も多いのだろうと、予想はできますよね。
なので毒餌を仕掛けるときは、巣のまわりにたくさんいる蟻を狙いましょう。
ですから家の中にいる蟻の場合は、その蟻に対して毒餌を使うよりも、その蟻がどこから侵入してきたのかを特定して、一歩でも巣に近づいた方が効果的です。
種類によっては毒餌を食べない蟻もいる
蟻の中には、毒餌を食べない蟻がいるんです。
蟻の種類は日本だけでも200種類以上いるといわれています。
ですので毒餌を使っても、その餌には見向きもしない蟻もいるんですね。
また同じ種類の蟻であっても、地域によって食いつきが違ったり、また時期や季節によっても食いつきが変わる場合もあります。
そのような場合は、他のメーカーの駆除剤に変えてみるといいと思います。
また駆除剤が効かない場合は、その蟻の種類を確認してみたりして、その蟻に対する対処法を探ってみるといいと思います。
駆除しても蟻はまた出てくる!
また蟻という生物はかなりしたたかな生物で、一度駆除しても数週間~数カ月たつとまた現れることがあります。
蟻の巣を駆除したのにどうして?って思うかもしれませんが、蟻の巣の中にはまだ孵化(ふか)していない蟻の卵もあるのです。
それらが駆除剤の毒から免れて、成虫へと成長することがあるのですね。
あるいはその巣の中の女王アリを駆除することができず、繁殖を続けることができていた、という場合もあります。
蟻という生物は、女王アリさえ無事ならば何度でも卵を産んで蟻の巣を作ることができる生物なのです。
これらの場合の対処法はただひとつ、継続して駆除し続けることしかありません。
市販されている駆除剤はどれも効果があるものです。
ですが、一回の駆除でもう二度と蟻は現れなくなるようなことはありません。
なので根気よく駆除を続けることが大切です。
蟻を侵入させない予防法とは?
蟻を駆除したあとに蟻を寄せ付けない予防法にはどんなことがあるでしょうか。
実は蟻には嫌いなものがあって、それらを用いることで蟻の行動を抑制することができます。
蟻の嫌いなものは、
・レモン、ライム、オレンジ
・酢
・コーヒーの搾りカス
・珪藻土、石灰
・炭
・ホウ酸
などがあります。
これらを家のまわりにまいておくと、蟻は家の中に入って来なくなります。
蟻の好み、生態には興味深い雑学があった!
蟻の種類は世界ではなんと、1万種類ほどいるそうです。
また日本の蟻は針で刺すことはないですが、蟻の中では針で刺す種類は多く存在しています。
日本にいる蟻はそんなに危険な感じはしませんけど、外国からしたら蟻はとても危険な生物といえそうですね。
また蟻は一般的に、植物の蜜やアブラムシの甘露、昆虫の死骸などをエサとしています。
そして蟻の社会では「女王アリ」「働きアリ」「雄アリ」「兵隊アリ」「処女女王アリ」などとわかれています。
蟻の社会にも身分の違いがあったんですね。
また蟻は列をなして行動することがありますが、あれは蟻が出すフェロモンを追うことによって行動しているのです。
ちなみに蟻はフェロモンを追うという習性があるため、円を描くような動きになってしまうとその円から出られずに、力尽きて死ぬまで延々と回り続けてしまうことがあるそうですよ。
まとめ
ここでは蟻の巣の駆除方法についてまとめてみました。
ここで紹介した駆除剤を使えば簡単に対処できると思いますので、参考にしていただければと思います。
蟻は小さくても大群となれば危険な生物です。
なのでくれぐれも、油断しないようにしてくださいね!