2月14日といえばバレンタインデーですよね。
この日はほとんどの男性、特に年頃の学生などは、朝からドキドキしてるのではないでしょうか。
最近では、男性が自分で買う「マイチョコ」や友達同士で好感する「友チョコ」などが流行っているようですから、ドキドキするのは女性でも同じかもしれませんね。
でも、バレンタインデーって、どうしてチョコを贈るのでしょうか。
ここでは、そのバレンタインデーの由来について、簡単にわかりやすくまとめてみました。
この記事は、
・バレンタインデーの由来が気になる人
・チョコを贈る予定のある人
・気になる人がいる人
に宛てています。
これを読めば、バレンタインデーについての由来がわかると思います。
また、日本と外国の違いもわかると思います。
バレンタインデーの由来の説明!
バレンタインデーにはどんな由来があるのでしょうか。
その由来について、長いですが簡単な言葉で説明していきますね。
バレンタインデーとは英語ですから、その意味から見てみたいと思います。
バレンタインデーの「デー」の部分は「日」という意味ですから、この「バレンタイン」がどういう意味なのかがポイントですね。
バレンタインデーを英語で書くと、「Valentine’s day」となります。
実は、このバレンタインとは、人の名前だったのです。
バレンタインは、13世紀の古代ローマに登場するキリスト教の司祭バレンタインが由来とされています。
バレンタインとはどんな人物だったのか
13世紀のローマでは、戦争に行きたくない兵士がたくさんいました。
戦争に行くとなれば、何日間も戦わなければならないし、命を落とす危険があるわけですから、それはできることなら行きたくないですよね。
まして、戦争に行くのは決まって健康な若者なのですから、当然彼らには養ってくれた家族もいれば、愛する恋人もいたのです。
ですが、これを見かねた当時の皇帝は、兵士たちの結婚を禁止してしまったのです。
これによって、兵士たちは愛する彼女と公に結婚することができくなってしまったので、ひっそりと結婚したのです。
皇帝に認められなくても、兵士たちは自分たちの愛を貫きたかったんですね。
このとき婚礼の手続きをしたのが、バレンタインだったのです。
バレンタインは、皇帝の禁止令を知りながらも、彼らの婚礼の手続きを行ってくれたんですね。
バレンタインのこの行為は、兵士たちにはとても感謝されたはずです。
ですが、不幸にもこのことが皇帝にバレて、バレンタインは処刑されてしまったのです。
それが、2月14日ということです。
なので2月14日は、バレンタインの命日ともいえますね。
バレンタインが命を落としたあと
その後2月14日は、殉教したバレンタインを嘆き悲しむ宗教的な行事とされていました。
そして14世紀になると、ローマの若い人たちはこの日に愛を告白するようになりました。
2月というのは新しく春が訪れる季節ということから、愛の告白に適した時期であるとされて、2月14日はプロポーズの贈り物をする日になったんですね。
このイベントが今日まで続いているのです。
ちなみに、英語の「valentine」という言葉には、2月14日に恋人に贈る、バレンタインのカードという意味があります。
女性が男性へチョコを贈るのはいつから?
日本では女性から男性へチョコを贈るのが一般的ですが、どのようなルーツがあったのか気になりますね。
起源はメリーチョコレートのバレンタインセールとされる
ヨーロッパでは、男女間で花やカードやチョコレートを贈りあう習慣がありました。
それをもとに1958年(昭和33年)に、メリーが日本オリジナルのバレンタインセールを行ったんです。
メリーのバレンタインデーの歴史はメリーのサイトのブランドストーリーで確認できます。
このセールがバレンタインにチョコレートを売り出した始まりとされています。
当時のキャッチコピーは、「年に一度、女性から男性へ愛の告白を!」でした。
その2月12~14日に百貨店で日本初のバレンタインフェアが行われましたが、当時はバレンタインデーを知る人はなく、ほとんど売り上げがありませんでした。
森永製菓もバレンタインデーの企画を始める
1960年(昭和35年)に、森永製菓でバレンタインデーの企画がマスコミを使って大々的に行われました。
これによって、バレンタインが日本に普及していくきっかけとなっていきました。
この頃は、ハート形のチョコが普及し始めた時期でもあります。
また当時は、女性がどんどん社会に進出していくようになって、女性のライフスタイルが見直された時代でもありました。
なので、「女性から男性へ」というコンセプトは斬新でだったのですね。
それでバレンタインデーは徐々に女性の心をつかむイベントとなっていったのです。
バレンタインデーの外国と日本の違いは?
バレンタインデーに女性から男性へプレゼントを渡すのは日本独特なんですよ。
海外では日本のようなスタイルはないんです。
海外のバレンタインデーとはどんなものか?
海外では、バレンタインデーは一般に「愛の日」とされていて、女性から男性へプレゼントするという習慣はありません。
プレゼントは女性から男性へするのではなく、多くの場合は男性から女性へプレゼントしたり、家族間でプレゼントするのが多くなっています。
海外の国はバレンタインデーではどんなことをしているのか、具体的に見てみましょう。
バレンタインデー発祥の地イタリアでは
イタリアでは日本と違って、上記のように男性が女性にプレゼントしたり、家族間で贈り物をしたりするんです。
イタリアの男性は女性をエスコートするのがうまいので、これくらいのことは日常的なことかもしれないですね。
贈るものはチョコとは限らず、バラなどの花を贈ることもあります。
アメリカでは男性が女性に贈る
アメリカでは、男性が本命の女性にチョコレートを贈るのが一般的となっています。
日本のような「友チョコ」や「義理チョコ」はありません。本命のみなんですね。
韓国では日本と同じだった!
韓国でもバレンタインデーはあります。
韓国では、日本と同じように女性から男性へプレゼントするのが主流となっています。
女性から男性へプレゼントするのは日本だけではなかったんですね。
また韓国ではバレンタインデーのお返しに、ホワイトデーで男性が女性にプレゼントを渡すというのも同じなんです。
ちなみに韓国にはブラックデーと呼ばれる日があります。
ブラックデーは4月14日で、バレンタインデーもホワイトデーの縁がなかった人たちが、黒い服を着てジャージャー麺やコーヒーなど、黒いものを食べるという行事です。
日本にはない習慣ですよね。
今年はどんな「○○チョコ」が流行るか?
いままで日本はずっと、女性から男性へプレゼントを渡すというのが多く、「本命チョコ」と「義理チョコ」の2種類がありました。
ですが現在では、欧米スタイルの男性から女性へプレゼントを渡すということも、行われるようになってきました。これは「逆チョコ」といわれています。
他にも、自分で買って自分へのごほうびとして食べる「マイチョコ」や、友達同士でプレゼントする「友チョコ」、義理チョコの延長型の「世話チョコ」、感謝の意味を伝える「シェアチョコ」、父親や祖父にあげる「パパチョコ」、「ジジチョコ」などがあります。
今年は誰から誰へどんなチョコを渡すのが流行るのでしょうか。
私の予想では、2019年はインスタ映えするチョコレートを食べる「映えチョコ」というスタイルが流行るのではないかと思っています。
まとめ
ここでは、バレンタインデーについてまとめてみました。
この由来や外国との違いについては、知らないことが結構あったのではないかと思います。
これでますますバレンタインデーが待ち遠しくなりましたね!
まとめは以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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