みなさんは学校での勉強ちゃんとやっていましたか?
小学校では漢字の読み書きや、分数のかけ算などをやりました。
中学校に入ると、理科などはフレミングの法則とか、社会で三権分立なんて言葉も習いましたよね。
勉強しても使わなければどんどん忘れていきます。
「あ~、どこかで習ったような気がするな~」と思う人が多いはず。
高校に入ると、古文・漢文や微分・積分とか勉強したと思います。
この辺になってくると、「なにそれ、そんなのやったっけ?さっぱりわかんない。」と、思う人もっけっこういると思います。
わかっている人はしっかり勉強してた人ですね。
でも、学校を卒業したあとに勉強した内容を、実際の社会で使ったことってありますか?
一生懸命学習したことも、社会に出ると使う機会がなくて、忘れちゃうと思うんです。
勉強で覚えていることはおもしろかったことや楽しかったことです。
そこで、役に立った勉強やおかしな日本語、おもしろくて知っていてためになる勉強について私なりにまとめてみました。
この記事は、
・おかしな日本語が知りたい人
・ためになる勉強が知りたい人
・面白い言葉を知りたい人
に宛てています。
すべて、難しいことは書いていません。これを読めば勉強に対する見方も変わると思います。
雑学のようなこともありますが、合わせて読んでみてください!
よく考えるとおかしな日本語の表現
意味がダブっている言葉
よく新聞を読んでいて出てくる言葉に「犯罪」という言葉、ありますよね。
「犯罪」=「罪(つみ)を犯(おか)す」という意味ですね。
これはたとえば、ものを盗んだり、人を傷つけたりした場合に使う言葉です。
でも、「犯罪を犯す」っていうふうに使うことないですか。
「犯罪を犯す」=「罪を犯すことを犯す」・・・?
なんか変じゃないですか。
「犯す」という言葉がダブってる。
こういう言葉、ほかにもあるんです。
中学校のとき、電気の勉強をしました。電流と電圧の関係がどうのこうの・・・というやつですね。
このとき、よく「電流が流れる」っていう表現、使いませんでしたか。
「電流」っていうのは、「電気の流れ」ですよね。
「電流が流れる」=「電気の流れが流れる」??
これもおかしな表現のように聞こえます。
まだまだあるおかしな言葉
ほかにも「子どもたち」「友達たち」にも違和感を感じます。
そもそも「子ども」は複数形じゃないですか。
よく時代劇で「野郎ども、やっちまえ!」って言ってますよね。
この「野郎ども」は「お前たち」という意味ですから、「ども」=「たち」という意味なんです。
つまり「子どもたち」は「子」という言葉に複数形が2個ついているんですね。
「友達たち」もそうです。
漢字で書くと、「友達達」。明らかに不自然です。
ふだん何気なく使っている言葉の中にもおかしな表現はあるんですね。
石と岩の違い
みなさん「石」と「岩」の違いってわかりますか?ふつう道端に転がっているのが石で、大きくて動かせないようなものを岩と呼んでいますよね。
これを国語辞典で調べると、おもしろいんです。
辞書によって多少異なりますが、それぞれの意味は、以下のようになります。
「石」=岩の小片で、砂より大きいもの。
「岩」=硬くて大きい石。
これって、説明になっていますか?
石は岩の小さなもので、岩は大きな石だといっているんです。
石について調べようとすると岩が出てきて、岩を調べようとすると、石が出てくる。
どちらも説明になっていませんよね。
このような矛盾した言葉、外国語の辞書ではどのように説明されているのか、気になるところです。
色を使った言葉もヘンだぞ!
色を表す言葉はたくさんありますよね。赤、青、白、黒・・・。
この色を表す言葉に、「い」を付けると、赤い、青い、白い、黒い、などとなりますよね。
なるほど、色を表す言葉には「い」を付けられるんですね。
でも、ちょっと待ってください!
黄はどうですか。
黄の場合は、ふつう黄色いっていいますよね。
「黄い」ではなく「黄色い」と、「色」が付いてくるんですね。
茶もそうです。「茶い」ではなく「茶色い」ですよね。
そして微妙なのが、緑です。緑は「緑い」も「緑色い」も違和感がありますよね。
どちらも付けられません。紫もそうです。「紫い」「紫色い」、どちらも不自然ですよね。
同じ色の言葉なのに、仲間外れの感じがします。
そして、ピンクはどうでしょうか。
実は、「ピンクい」という言葉を私は使っているんです!
あなたはどうですか?私は「そのピンクい傘、かわいいね」などというんですね。
「ピンクい」は、誤った使い方なのか、もしかしたら方言かもしれません。
これらの色の言葉もなんか興味深いですよね。
面白い言葉と表現はまだあった!
生物を勉強しておもしろいことがわかりました。
「三すくみ」という言葉があります
これは、「3つのものが牽制(けんせい)しあって、いずれも身動きができないこと。」(国語辞典より)をいいます。
この具体例は、「じゃんけん」ですね。
私たちが普段やっているじゃんけんは、グー、チョキ、パーで勝負します。
グーはチョキに勝って、チョキはパーに勝って、パーはグーに勝つ。
それぞれが、勝てるものと勝てないもの両方を持ち合わせています。
このじゃんけんのような「三すくみ」が生物界でも存在します。
それは私たちのとても身近な、ヘビとカエルと、ナメクジがそうなんです。
ヘビはカエルより強く、カエルはナメクジより強く、ナメクジはヘビより強い、ということですね。
ヘビがカエルを食べたり、カエルがナメクジを食べるのはわかるけど、ナメクジって本当にヘビより強いの?って思うかもしれません。
これには諸説あって、ナメクジの粘液がヘビを溶かしてしまうとか、ヘビの毒が効かないとか、なめくじはムカデとする説もあるようです。
どちらにしろ、ヘビにも怖いものがある、ということですね。生物は奥が深いです・・・
私たちの体の中には「島」がある
「体に島なんてあるわけないだろ」と思う人も多いでしょう。
これはあまり知られていませんが、でも本当にあるんです。
その島の名前を「ランゲルハンス島」といいます。
これは、膵臓(すいぞう)の内部に島の形状で散在する細胞群のことをいいます。(ウィキペディアより引用)
体の中に島とつく名前のものがあるなんて、おもしろいですよね!
雑学が好きな人は知っているでしょうか
こんなに長い名前の菌や人物がいました。
アクチノバシラス・アクチノミセテムコミタンス
歯周病の原因となる菌です。長くて読めない?大丈夫です。使う機会はありませんから。
マルクス・アウレリウス・アントニヌス
第16代ローマ皇帝です。五賢帝のひとりです。(ウィキペディアより引用)
これからもおもしろいものを探す勉強を続けたい
おもしろい言葉や表現は、まだまだたくさんありそうです。
勉強はつまらないものではありません。自分が疑問に思ったことなんかを調べてみると、新しい発見があって楽しいものです。
これからもおもしろいものを探したいと思います!
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!