2018年の大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」の原作者は、林真理子(はやし まりこ)さんです。
あなたも林さんの作品を読んだことがあるのではないでしょうか。
今回、大河ドラマの原作者となって、知名度はより一層上がりましたよね!
では作家・林真理子さんとはどんな人なんでしょうか。
そこでここでは、林さんの素顔に迫ってみたいと思います。
この記事は、
・林さんをよく知らない人
・林さんの経歴を知りたい人
・林さんの本が気になる人
に宛てています。
この記事を読めば、林さんのことを今まで以上に知ることができると思います。林さんのどんな本が受賞されているのか、見てみて下さいね。
林真理子(はやし まりこ)さんとはこんな人
林さんは1954年生まれです。
同じ年齢の有名人に、タレントの石田純一(いしだ じゅんいち)さんや、ルー大柴(ルー おおしば)さん、物理学者の十倉好紀(とくら よしのり)さんなどがいらっしゃいます。
また出身地は山梨県山梨市です。
山梨県山梨市出身の有名人には、お笑い芸人のマキタスポーツさんやプロ野球選手(読売ジャイアンツ)の松本哲也(まつもと てつや)さんなどがおられます。
山梨といえば、ぶどうや桃などのフルーツが美味しいイメージがありますよね。
林さんも美味しい果物に囲まれて育ったのでしょうね。
山梨市には温泉もあって、観光地としても人気のある街となっています。
天才の大人気作家・林さんの主な経歴とは?
林さんが生まれてから、子供を産んで母となるまでを大まかにまとめてみました。
1954年 山梨県山梨市に書店の娘として生まれる
家が書店であったことで本に囲まれて育ったわけですね。たくさんの本が林真理子という天才をつくったといえます。
山梨県立日川高等学校を経て日本大学芸術学部文芸学科卒業する
林さんが行った山梨県立日川高等学校の出身者には、マキタスポーツさんがおられます。
同郷でもある林さんとマキタスポーツさんは、オール讀物2017年1月号(文芸春秋)のなかで、対談もおこなっています。
日本大学芸術学部文芸学科の出身者に、ゴールデンボンバーの歌広場淳(うたひろば じゅん)さん、歌手の松崎しげる(まつざき しげる)さん、作家のよしもとばななさんなどがいらっしゃいます。
1981年 TCC新人賞を受賞
TCCとは東京コピーライターズクラブのことで、「つくりながら、つくろいながら、くつろいでいる。」で受賞されました。
林さんは1978年からコピーライター養成講座を受講して、たくさんの優秀作品を産み出しています。
上記の、「作る、繕う、くつろぐ」という言葉を選ぶセンスもすごいですよね。
ちなみにこのTCC賞は、コピーライターで有名な糸井重里(いとい しげさと)さんも受賞されています。
1982年 デビュー作がベストセラーに!
「ルンルンを買っておうちに帰ろう」
この本はエッセイ集となっていて、口には出せない女性の本音を綴っています。
1990年 サラリーマンの方と見合いにより結婚
このとき林さんは36歳です。相手の方とは運命的なものを感じたのでしょうかね。
1999年 長女を出産
林さんは44歳での出産となりました。
林さんにはこんなにたくさんの受賞歴が!
林さんは、200以上もの作品を書いておられます。
その中でもここでは、主な受賞作品と受賞歴についてまとめました。
1986年 「最終便に間に合えば」と「京都まで」で直木賞を受賞
「最終便に間に合えば」は、デザイナーである美登里と、7年ぶりに再開した男性との恋愛を描いています。
「京都まで」では、古都での年下の男性との甘美な愛を描いています。
ちなみにこの直木賞の直木三十五賞ともいって、直木三十五(なおき さんじゅうご)さんの名前からつけられています。
直木賞受賞者には懐中時計と100万円が贈られます。
直木賞受賞者には、「下町ロケット」の池井戸潤(いけいど じゅん)さんや「サラバ!」の西加奈子(にし かなこ)さんなどがいます。
受賞されている方は本屋さんでよく見る名前の方ばかりですね。
1995年 「白蓮れんれん」で柴田錬三郎賞を受賞
「白蓮れんれん」では、美しい歌人の白蓮(びゃくれん)とその恋人との駆け落ちが描かれています。
柴田錬三郎(しばた れんざぶろう)賞は集英社が主催する賞で、賞金は300万円です。直木賞よりも多いんですね。
この賞の受賞者には、「紙の月」の角田光代(かくた みつよ)さんや、「夢幻花」の東野圭吾(ひがしの けいご)さんなどがおられます。
1998年 「みんなの秘密」で吉川英治文学賞を受賞
「みんなの秘密」は何かを隠して生きている人間の様を描いた作品です。
吉川英治(よしかわ えいじ)文学賞も300万円がもらえます。
この賞の受賞者に、「名もなき毒」の宮部みゆき(みやべ みゆき)さんや、「悪道」の森村誠一(もりむら せいいち)さんなどがおられます。
2013年 「アスクレピオスの愛人」で島清恋愛文学賞を受賞
「アスクレピオスの愛人」では、医療現場で働く女性と男たちの恋と、隠された秘密についてが描かれています。
ちなみにアスクレピオスとはギリシャ神話に登場する名医のことです。
島清(しませ)恋愛文学賞とは、作家・島田清次郎(しまだ せいじろう)にちなんで作られた賞です。賞金は50万円です。
この賞の受賞者に、「婚約のあとで」の阿川佐和子(あがわ さわこ)さんや、「がらくた」の江國香織(えくに かおり)さんなどがおられます。
まとめ
林さんの作品は魅力的で深く考えさせられるものばかりです。
これからも林さんの活動に注目ですね!