今年もまたノーベル賞の発表が行われますね。
毎年誰が受賞することになるのか、世界中の人々が注目しています。
私たちも、日本人が受賞しないか期待していますよね。
ノーベル賞は医学・生理学賞や化学賞、物理学賞など各部門があるのですが、それぞれ何人か候補がいますよね。
そこでここでは、その候補者の一人の物理学者・細野秀雄(ほその ひでお)さんに注目してみたいと思います。
この記事は、
・ノーベル物理学賞の日本人の候補者って誰?と思う人
・細野秀雄さんってどんな人?と思う人
・細野さんの研究ってどんなこと?と思う人
に宛てています。
これを読めば、細野さんがどんな人でどんな研究をしている人なのかわかると思います。
そしてノーベル賞の発表が楽しみになると思いますよ!
細野秀雄さんとはどんな人?
細野さんは1953年生まれで2019年で66歳になります。
ですから学者としてのキャリアは40年以上になるのではないでしょうか。
また細野さんの誕生日は9月7日ですね。
細野さんと同じ9月7日生まれの有名人は、歌手の長渕剛(ながぶち つよし)さんや俳優の山崎賢人(やまざき けんと)さんなどがいらっしゃいます。
また細野さんが注目されているノーベル物理学賞というのは、第1回の受賞者がレントゲンさんなんですね。
ほかにもノーベル物理学の受賞者は、教科書に出てくるプランク定数のもととなったプランクさんや、相対性理論でおなじみのアインシュタインさんなど、歴史の偉人としてその名を刻んだ人たちがたくさんおられます。
ですからもし細野さんがノーベル賞を受賞することができれば、その名は世界に知れ渡って、学校の教科書にも載るかもしれませんね。
細野秀雄さんの出身地とは?
細野さんの出身地は埼玉県川越市になります。
川越市は埼玉県の南西部に位置する市で人口は約35万人となっていて、埼玉県の中では3番目に多い市となっています。
川越市というところは、蔵造りの町並みで有名ですね。
都会では見ることのできない江戸時代の面影を見ることができます。
またこの川越市の蔵造り町並みの名所といえば、時の鐘です。
時の鐘は今から400年ほど前の寛永のころに建てられた由緒ある建築物で、現在でも日に4回鐘の音を聞くことができるようですね。
細野秀雄さんの高校や大学は?
細野さんの両親は農業を営んでいて、細野さんは4人きょうだいの長男として生まれました。
細野さんはきょうだいの中でもいちばん年上だったので責任感が強かったのかもしれませんね。
そして細野さんは東京工業高等専門学校に入学しました。
ノーベル賞の候補者として注目されている方が専門学校出身というのは驚きですよね。
その後、細野さんは東京都立大学へと進学しました。
そこで細野さんは昼間は工学部、夜間は理学部の講義を受けたそうです。
普通の人なら講義のあとは遊びに行くのでしょうが、細野さんは人一倍努力をしていたということですね。
この東京都立大学の出身者には、タレントでビートたけしさんの兄の北野大(きたの まさる)さんや、俳優の阿藤快(あとう かい)さんなどがいらっしゃいます。
その後、細野さんは東京都立大学の大学院へ進学して博士号と取りました。
細野さんの経歴とは?
細野さんの略歴は以下のようになっています。
1988年 ヴァンダービルト大学の客員助教授になりました。
1990年 名古屋工業大学の助教授となりました。
1993年 東京工業大学の助教授になりました。
1995年 分子科学研究所の助教授になりました。
1997年 東工大応用セラミックス研究所の教授になりました。
1999年 東京工業大学の教授になりました。
2007年 セメントを導体にすることに成功しました。
2008年 26Kで超電導を示す鉄酸化物を発見しました。
参考サイト:Wikipedia
細野さんの研究や「超電導」とは?
細野さんは経歴にもある通り、セメントを導体(電気を通すもの)にするという研究を行いました。
セメントの原料のひとつである石灰などの化合物は、普通は電気を通さない「絶縁体」となっています。
ですが細野さんは、そのセメントを高い電気伝導を示す金属状態に変えることに成功しました。
いままで電気が通らないと思われていたセメントが、電気が通るようになったのですね。
また細野さんは石灰と酸化アルミニウムによる酸化物が超電導物質になることを発見しました。
細野さんらは酸化物の結晶を真空中で1100℃まで加熱し、酸素イオンを電子に置き換えた化合物を作ったんですね。
これを絶対零度付近まで冷却すると電気抵抗が急激に減少し、最終的にゼロになるという「超電導」の状態にすることができたのです。
セメントが金属のようになってしまうなんて驚きですよね!
まとめ
ここでは、ノーベル賞の候補者の一人の細野秀雄さんについてまとめてみました。
細野さんの研究のセメントは身近なものなので、イメージがしやすかったのではないかと思います。
細野さんのことについて調べていくと、親近感がわいてくるんですよね。
ですから細野さんがノーベル賞を受賞するのを期待したいと思います!
■その他のノーベル賞の候補者を以下の記事にまとめています。