毎年気になるノーベル賞。ノーベル賞はどなたが受賞されるのでしょうか。
ノーベル賞の候補は何人かいますが、ここでは「カーボンナノチューブ」を発見した名城大学終身教授の化学者、飯島澄男(いいじま すみお)さんについて書きたいと思います。
この記事は、
・ノーベル賞が気になる人
・飯島澄男さんについて知りたい人
・化学について知りたい人
に宛てています。
これを読めば、飯島さんの人柄や研究についてわかるようになると思います。飯島さんにはぜひノーベル賞をとっていただきたいですね。
飯島さんの出身は埼玉県越谷(こしがや)市!
埼玉県越谷市は人口約34万人の市で、2018年現在の市長は高橋努(たかはしつとむ)さんです。
越谷市出身の有名人に、歌手のATSUSHI(EXILE)さん、モデルの益若つばささん、日本テレビアナウンサーの森圭介さんがいます。
もし飯島さんがノーベル賞受賞となれば、越谷市民は盛り上がるでしょうね。
特産品は、県内1位の生産量のくわいが有名です。こしがやブランドとして、以下のようなものがあります。
くわいを使ったこしがやブランド
慈姑(くわい)パイ
これは慈姑入りのアーモンドクリームをパイ生地で包んだものです。菓楽工房ほいっぷで製造されています。
慈姑サブレ
これはくわいを粉末に加工してサブレにしたものです。株式会社ニイサカ製造です。
越谷くわい銘菓
これは3種の和菓子(くわい大福、くわい饅頭、くわいの里)です。岡埜製菓店で作られています。
飯島さんが終身教授を務める名城大学とは
名城大学は愛知県名古屋市にある私立大学です。学長は吉久光一(よしひさこういち)さんです。
この大学の終身教授には赤崎勇(あかさきいさむ)さんもおられて、2014年にノーベル物理学賞を受賞されています。
飯島氏の出身大学は電気通信大学
電気通信大学は、東京都調布市にある国立大学法人の大学で、学長は福田喬(ふくだだかし)さんです。
飯島氏は、この大学の第1回電気通信大学同窓会賞を受賞されて、学内で様々な特別講演をされました。そして平成21年9月9日には特別栄誉教授の称号を授与されています。
ちなみにこの大学の出身者には、ドラゴンクエストなどを手掛けたゲームクリエイターの中村光一(なかむらこういち)さんなどがおられます。
大学院は東北大学大学院理学研究科
飯島氏は東北大学大学院理学研究科の出身です。
東北大学は宮城県仙台市にある大学で、東北大学の総長は里見進(さとみすすむ)さんです。
東北大学出身者に、2002年のノーベル化学賞受賞者の田中耕一さんがおられます。
そのほか、衆議院議員の枝野幸男さん、ミュージシャンの小田和正さんなどがおられます。
飯島さんの研究カーボンナノチューブとは?
炭素で作られる身近な物質として、鉛筆の芯やダイヤモンドがあります。この2つは同じ物質でできていますが、結晶の構造が違うのです。
鉛筆の芯は結合の弱いシート状の構造をしており、一方ダイヤモンドは結合力の強いピラミッド型の構造となっています。
カーボンナノチューブは炭素によって作られた、極めて小さな筒状の物質です。
その構造は上記とは異なり、バウムクーヘンのようにいくつもの層が重なっています。
ちなみにカーボンとは炭素、ナノとは10億分の1を表しています。
カーボンナノチューブの強度は
カーボンナノチューブは、とても軽く、ダイヤモンドよりも硬い性質があります。
そして、細くて強いという特徴もあります。
また、銅よりも約1000倍電気を通しやすいともいわれています。
普通電気を通すときは例えば、銅線の場合だと電気抵抗が高くなって、素早く移動することができませが、カーボンナノチューブの場合は電気は高速で通り抜けることができて、抵抗が高くなることがありません。
今後はどんなことに応用されるのか
その電気の通しやすさから、集積回路などの半導体での応用が期待されています。
さらにカーボンナノチューブは半導体部分で発生した熱をたくさん運ぶこともできます。
また今までの配線では、電流がたくさん流れると断線する危険もあります。
このため将来は、銅の1000倍電流に強いカーボンナノチューブが必要になってくるのです。
そして未来には、宇宙エレベーターを作る際のロープとして使われる可能性もあります。
まとめ
飯島澄男さんは埼玉県越谷市出身で、電気通信大学、東北大学大学院で学ばれました。
現在は名城大学の終身教授などを務めておられます。
以上が、まとめとなります。
■ほかにもノーベル賞をとりそうな人を、以下の記事にまとめました。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!