あなたはインフルエンサーとは何のことだかわかりますか?
最近ちらほら聞くようになった言葉なので、気になっている人も多いのではないかと思います。
インフルエンサーという言葉はどこかで聞いたことのある言葉だけど、誰かにその意味を聞くのも恥ずかしいし、いちいち調べるのは面倒だし・・・と思いますよね。
そこでここでは、インフルエンサーという言葉の辞書的な意味とともに、それと間違えやすい言葉についてもまとめてみました。
この記事は、
・インフルエンサーの意味が知りたい人
・新しい言葉に興味がある人
・言葉の知識を深めたい人
に宛てています。
これを読めば、インフルエンサーの意味が分かって、モヤモヤしていた頭の中がスッキリすると思いますよ。
また、間違えやすい言葉や紛らわしい言葉も併せてご紹介しますので、雑学の知識として知っておいてくださいね!
インフルエンサーの意味をわかりやすく解説!
インフルエンサーの意味を辞書で見てみましょう。
【インフルエンサー】
意味:影響を与える側の人。他人に影響をもたらす人。「influence」は「影響を及ぼす」、「感化する」などの意味の表現。
参考:実用日本語表現辞典
インフルエンサーは英語の「influence」がもとになっていたのですね。
さらに、インフルエンサーの英語の意味も見てみましょう。
【インフルエンサー(英語「influencer」)】
意味:(名詞)影響者
【インフルエンス(英語「influence」)】
意味:(名詞)影響、(動詞)~に影響を及ぼす
参考:weblio
この意味から分かる通り、インフルエンサーは動詞のインフルエンスに、人を表す「er」が付いた形となっています。
ティーチ「teach」 → ティーチャー「teacher」
アナウンス「announce」 → アナウンサー「announcer」
と同じですね。
インフルエンサーは私たちにも影響を与えている
つまりインフルエンサーとは、世の中に与える影響力が強い人のことををいっているのです。
人気アイドル、有名芸能人、一流のスポーツ選手などや、人気のブロガーなどもインフルエンサーと呼ばれています。
彼らインフルエンサーが紹介する商品は、消費者の購買意欲を高めるもので、商品の売り上げに大きく影響するものです。
そのようなインフルエンサーを使った商品の宣伝方法を、インフルエンサー・マーケティングといっているんですね。
「そんな宣伝方法は知らない」と思うかもしれませんが、そんなことはないんですよ。
あなたも「あの人が宣伝しているから買ってみよう」と思ったことはありませんか?
有名なタレントさんが私物を紹介したり、スポーツ選手が健康食品を宣伝することをよく見かけますよね。
あれらは、インフルエンサーを使った、よく考えられた宣伝方法なのです。
あなたに限らず私たちは誰でも、有名な人からは少なからず影響を受けるものなのですね。
乃木坂46の歌にも使われた「インフルエンサー」
インフルエンサーって聞くと、乃木坂46の歌を思い浮かべる人が大半ではないかと思います。
ブンブンブン ブンブンブン…で始まるインパクトの強い歌ですね。
でも曲名のインフルエンサーについては、何のことだかわからなかったのではないでしょうか。
曲の中でも特に説明してるところはなかったですからね。
でも乃木坂46のインフルエンサーの歌詞を見てみると、
「…重力 引力 惹かれて 1から10まで君次第
存在するだけで 影響 与えてる インフルエンサー…」
参考:「インフルエンサー」(乃木坂46)の歌詞より抜粋
しっかりと「影響 与えてる」という言葉が入っていますね。
この「影響 与えてる」ものこそが、インフルエンサーだったんですね。
D・フジオカさんはインフルエンサーとして番組に抜擢!
2017年4月から、テレビ朝日のニュース情報番組「サタデーステーション」にディーン・フジオカさんがインフルエンサーとして出演しています。
ディーン・フジオカさんはNHKの朝ドラをはじめ、台湾のドラマや映画などで活躍した経験があり、日本語のほかにも英語、中国語などを話すことができて、マルチな活動を続けています。
今までは、芸能人がニュース番組を担当すると、「ニュースキャスター」とか「コメンテーター」ということが多かったと思います。
ですのでフジオカさんのような、肩書が「インフルエンサー」というのはとても珍しいのではないかと思います。
仕事の内容は、様々なニュースについて自分の感想を述べるという、今までのコメンテーターとさほど変わりはないようですけどね。
インフルエンサーとインフルエンザは間違えやすい!
インフルエンサーとインフルエンザは似ていますが、まったく違うものです。
インフルエンザは病気のことですよね。
インフルエンザウイルスとか、インフルエンザ予防接種など病気の一つとして使われている言葉です。
インフルエンザの語源は?
ウィキペディアによると、インフルエンザという言葉は16世紀のイタリアで名付けられました。
インフルエンザは冬になると流行して春になると終息していくものなので、天体の運行や寒気の影響によって発生するものだと考えられていたのです。
そのため「影響」を意味するイタリア語の「influenza」と名付けられたのです。
インフルエンザの語源はイタリア語から来ていたのですね。
インフルエンサーの言葉「influencer」も「影響」という言葉がもとになっているので、語源としてはインフルエンサーもインフルエンザも同じものだったのですね。
ちなみに「influenza」はイタリア語が語源ですが、英語の辞書にも載っている英単語でもあって、 「flu」と短縮された形で使われます。
日本では「(新型)インフル」などと省略して使われていますね。
大人なら知っていて常識?「インフレ」とは!
インフルエンサーやインフルエンザと間違えやすい言葉に「インフレ」があります。
インフレはよく経済のニュースとかで聞いたことがあるのではないでしょうか。
バブル時代を経験したことのある人なら、馴染みのある言葉だと思います。
このインフレという意味は、ものやサービスの値段が上がることをいいます。
もとはインフレーションという言葉ですね。
スーパーインフレとかハイパーインフレなどと言ったりもします。
また、インフレの反対は物の値段が下がっていくことで、「デフレ」といいます。
「インフル」と「インフレ」は、どちらも「インフルエンサー」とは無関係ですので、使い方に注意してくださいね。
紛らわしい言葉の「インフラ」の意味とは?
さらにインフルエンサーと似た言葉に、「インフラ」という言葉があるのを知っていますか?
インフラとは、私たちの生活の基盤となる仕組みや構造のことで、水道や電気、交通網、ネット環境などのことをいいます。
インフラとは、インフラストラクチャーのことで、「インフル」とも「インフレ」とも意味の異なる言葉です。
非常にややこしい言葉ですね。
以前からこの「インフル」と「インフレ」と「インフラ」は混同しやすい言葉とされていましたが、そこにさらに「インフルエンサー」が加わってしまいましたね。
というわけでインフルエンサーという言葉は、「インフル」、「インフレ」、「インフラ」とはまったく違う意味ですので区別してくださいね。
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まとめ
今回はインフルエンサーという言葉の意味や間違えやすい言葉についてまとめてみました。
間違えやすい言葉は、
・インフルエンサー
・インフルエンザ(インフル)
・インフレーション(インフレ)
・インフラストラクチャー(インフラ)
となっています。
インフルエンサーの意味を知らなかった人や間違って覚えていた人は、これを機に正しい意味を覚えておきましょうね!
まとめは以上となります。
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