あなたは自転車保険というものを知っていますか?
最近は、車が通る道路に自転車が通るようになって、自転車の動きが気になる人が増えたと思います。
でも自転車は被害者になるだけでなく、加害者になってしまうときもあります。
それを補償するのが自転車保険ですよね。
そこで、その自転車保険についてまとめてみました。
この記事は、
・自転車保険を詳しく知らない人
・子供が自転車に乗り始めた人
・これから自転車を使い機会が増えそうな人
に宛てています。
これを読めば、自転車保険のことが理解できて、万一の場合に備えることができます。
あなたの子供をまもるためにも、しっかりした知識を身につけておきましょう。
よくわかる!自転車保険とはどんなものか?
自転車保険とは、自転車に乗っているときの事故に備えるもので、自分のケガや、他人を傷つけたときの賠償責任に備えられるものです。
自転車の速度というのは、時速15~20キロほど出るので、何かにぶつかれば、取り返しがつかないほど大きな事故になることもあります。
もし損害賠償となると、数千万円を請求されることだってありうることなんです。
きちんと交通ルールを守っていたとしても、予期せぬ事故に遭ってしまうことがありますので、自転車保険に加入しておくことが大切です。
加入する前に気をつけること
自転車保険に加入する前に気をつけることは、もし損害賠償となったときに、十分な金額を出してもらえるかということです。
この金額をチェックするには、各保険の個人賠償補償の金額を確かめます。
ここの金額が高いものほど、高額な損害賠償に対応できるものだといえます。
実際にあった自転車事故で、損害賠償で1億円近くを請求されたケースもあります。
もし個人賠償補償が5,000万円の自転車保険に加入したとすると、事故を起こして1億円を請求されると、保険で補償されるのは5,000万円までで、残りの5,000万円は保険では補償できないことになります。
注意!保険金がおりないこともある!
自転車保険に入ったからといって、すべての事故に保険金がおりるわけではないことに注意しましょう。
保険金がおりないのは以下のようなケースが考えられます。
あなたに明らかな過失があったとき
例えば、飲酒運転をしたときです。
自転車も車とみなされます。
お酒を飲めば正常な運転ができないことは明らかですから、保険金はおりません。
自転車であってもお酒を飲んだら運転は絶対にしないことです。
また、薬物を使用したときも、当然ながら保険金を受け取ることはできません。
保険金ではなく、逮捕状が出ることになります。
この他にも、ケンカに起因する事故も、補償の対象にはなりません。
わざと事故を起こしたと思われるとき
これは、保険金詐欺などの場合ですね。
わざと事故を起こして保険金をもらおうとすることです。
この場合はもちろん保険金は出ないですし、厳しく罰せられる行為となります。
このほか、同居する親族との事故の場合も、わざとやったとみなされて保険金を受け取ることができません。
保険で守れる範囲を超えているとき
自転車保険が守れる範囲は、日本国内だけです。
海外で自転車の旅をするのが好きだという人は気をつけてくださいね。
また、他人から借りた自転車で事故を起こして、その自転車を壊してしまったときも、保険はおりません。
そして、フルアシストタイプの電動自転車も補償の対象外です。
こちらは原付自転車に当たるためです。
さらに、自転車レースなどのスポーツ中に起きた事故も補償されません。
仕事中に事故が起こったとき
注意してほしいのが仕事中の事故です。
例えば、外回りなどの仕事をしている最中に自転車を運転して事故を起こしたとき、保険金がおりません。
えっ、と思われる人もいるかと思いますが、そうなっているんですね。
なぜ補償されないのか疑問なのですが、きまりである以上どうしようもありません。
これからもっと自転車保険が普及していけば、このきまりも変わっていくのかもしれません。
スポンサーリンク
ですが、現時点では仕事中の事故は補償されないことに注意してくださいね。
いま加入している保険に自転車保険が付いていないか?
自転車保険に新しく加入しなくても、いま加入している保険の中に、特約として付けられるものもあります。
自動車保険の特約でカバーできる!
自転車の事故は自動車保険の特約でカバーできます。
このときに注意したいのが、示談交渉サービスが付いているかどうかです。
示談交渉サービスとは、事故を起こしたときにあなたに代わって、保険会社の人が相手と交渉を進めてくれるサービスのことです。
このサービスがない保険もありますので、よく確認してみてください。
火災保険の特約でもカバーできる!
自転車の事故は、火災保険の特約でもカバーできます。
火災保険の特約の場合は、保険でカバーできる範囲は家族全員となるため、人数の多い家族にとってはお得といえます。
ただし、これらの特約には注意が必要!
自動車保険の特約も、火災保険の特約も注意が必要です。
というのは、これらにはケガの補償が付いていないことが多いためです。
ほかにも、個人賠償補償の額などをきちんと確認しておく必要があります。
なので自転車に乗る機会が多い人は、やはり自転車保険に入ることが確実です。
まとめ
自転車保険は、あなたの子供などが自転車で起こした事故に備えるものです。
でも、保険金がおりないケースもあるので注意が必要です。
また、いま加入している保険で、自転車保険をカバーできる場合もあります。
ここまで説明しましたが、保険内容は今後変更することもあります。
なので、実際に保険に入る前には、じっくりと保険内容を確認して、慎重に判断するようにしてください。
以上がまとめとなります。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!
■関連記事はこちらです。