地球上でいちばん強い生物は何なのでしょうか?
動物や昆虫などの総数は正確にはわかっていませんが、その種類は200万種を超えるといわれています。
そのなかに強くて危険な生物はたくさんいます。
ヒトは最強の生物?でもあなたは・・・
「ヒトが最強に決まっているじゃないか」
と思う人が多いと思いますが、本当に最強なのでしょうか。
実際に考えてみてください。
ヒトである「あなた」はクマに勝てますか?
ヒトであれば、クマには勝てるといえそうですが、「ヒト」を「あなた」に代えるとどうでしょうか。
勝つのは難しくないですか。
銃を持っているから勝てるという人や、毒を使えばいいじゃないかとかいう人もいますが、銃や毒はあなたが作ったものではないですよね。
銃をいつも持ち歩いているわけではないですし、毒を使える人間も限られているわけです。
だからヒトが最強だといっても、あなたが最強であるわけではありませんので注意してくださいね。
最強の生物の候補としてあげられるもの
では強い生物とはどういうものでしょうか。
生物界では、一般に弱者ほど数か多いといえます。
強いものや体の大きいものほどその個体数は減っていきます。
食物連鎖のピラミッドの構造ですね。
では実際に、体の大きな生物でみてみましょう。
体が大きいもので危険な生物
候補その1 クマ
クマの大きさは、成獣で2.5~3mになり、体重は250~500㎏になります。
クマは近年、日本各地で目撃されるようになりました。そのクマたちは、エサ不足のため、里におりてきて人間の残飯をあさります。
クマは残飯だけでなく人間のことも食料として見ているので、かなり危険といえます。
子どもを守るために母親のクマが襲ってくることもあります。このときのクマは普段よりも凶暴だといえます。
候補その2 ライオン
アフリカのサハラ砂漠より南の地域に多く生息しています。
ライオンの寿命は10~14年といわれています。
群れで行動することが多く、20~400㎢のなわばりをもっています。
アフリカでは毎年200人ほどがライオンに襲われてなくなっています。
候補その3 ヒト
人間もまた、危険な生物ということができます。
戦争や殺人によって毎年45万人もの命がうばわれているといわれています。
特にアフリカで起こった内戦では、数百万人の犠牲者が出たといわれています。
候補その4 サメ
人を襲うサメにはいくつかの種類がありますが、ホオジロザメは体長が2~4mで体重が1トンほどあります。
鋭利な歯を持っていて、ひとつの歯が7㎝もあります。
生息しているのは、アメリカやアフリカ、オーストラリアなどの海域です。
そして、日本近海にも生息しているといわれています。
では次に、ヒトよりも体の小さな生物でみてみましょう。
体が小さいもので危険な生物
候補その5 蚊(か)
実はもっとも危険な生物は蚊だともいえるのです。
蚊は世界中に生息していて、マラリアや、デング熱、ジカ熱、黄熱病、日本脳炎など危険な病気の原因となっています。
毎年70万人以上の命を奪っています。
これは他の危険な大型の動物よりも多い数です。
蚊が媒介する病気は広がっていて、日本のような温帯の地域でも見られるようになってきています。
候補その6 犬
犬はとても身近な生き物ですが、危険もあります。
犬の種類によっては、特定危険犬種といわれてペットとして飼うことが規制されたり、禁止されています。
種類によっては闘犬とされているものもいて、強靭なあごを持ち、噛む力は恐ろしく強いといわれています。
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候補その7 ヘビ
嫌われている動物ナンバーワンですね。
ヘビは危険性もトップレベルです。
死亡率の高い毒をもつものや、体が周囲の環境と似ているものなど、怖い種類のものがたくさんいます。
ヘビで亡くなる人は年間で5万人ほどいるそうです。
候補その8 蜂(はち)
体の大きなスズメバチはいうまでもありませんが、小さなミツバチであっても危険があります。
ミツバチの針には毒があって、そのにおいで他の蜂を呼び、大群で攻撃してくることがあります。
ミツバチは1つの巣に数千~数万匹生息しているといわれています。
候補その9 ハエ
アフリカにツェツェバエというとても危険な種類のはえがいます。
このハエは体長が10㎜で普通のハエと変わらないのですが、トリパノソーマ症という睡眠障害を起こす病気を媒介します。
この病気によって、睡眠の周期が狂い不眠症となって、昏睡状態に陥ってしまうそうです。
候補その10 ウイルス
身近なウイルスでは、インフルエンザや風疹(ふうしん)などがあげられます。
これらはワクチンによる対策ができます。
しかしウイルスの中には致死率の高い危険なウイルスもあります。
それは、エボラウイルス、天然痘ウイルス、ペスト菌などです。
人間はたくさんの生物と共生しています
上に書いた生物は身近にいるものもいましたね。
身近な生き物にも危険はあり、注意は必要なのです。
ヒトは最強の生物であると過信せず、あなたは「か弱い生物」であって、あなたより強い生物はたくさんいる、ということに気をつけましょう。
以上が、まとめとなります。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!
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