今年のノーベル賞は誰が受賞するのでしょうか。
ノーベル賞は毎年日本中が注目する話題でそのニュースは世界中に報じられますから、ノーベル賞の影響は本当に大きなものだといえますよね。
もし日本人の受賞者が出れば、テレビでは速報が流れますし、街中では号外が配られます。
そこでここでは、日本人のノーベル賞の候補者の一人といわれている、経済学者の清滝信宏(きよたき のぶひろ)さんに注目してみたいと思います。
この記事は、
・ノーベル経済学賞について知りたい人
・清滝信宏さんとはどんな人なのか気になる人
・清滝信宏さんの研究が知りたい人
に宛てています。
これを読めば、清滝信宏さんの人物についてよくわかるようになると思います。
そしてノーベル経済学賞の発表が楽しみになると思いますよ!
清滝信宏さんとはどんな人?
清滝さんは1955年生まれで、2019年で64歳になります。
ですから学者としてのキャリアは約40年ほどになりますね。
また清滝さんの誕生日は、6月24日となっていて、清滝さんと同じ誕生日の有名人に、サッカー選手の中村俊輔(なかむら しゅんすけ)さんや、タレントの野々村真(ののむら まこと)さんなどがいらっしゃいます。
清滝さんはノーベル経済学賞の候補者の一人とされていますが、これまで日本人でノーベル経済学賞を受賞した人はいません。
日本人が強いノーベル賞の分野というのは物理学や化学、医学・生理学などで、経済学はあまり強い分野とはいえません。
ですからもし清滝さんがノーベル経済学賞を受賞すれば、日本人初の経済学賞の受賞となるわけですね。
清滝さんが日本人初の受賞となって、経済学に新しい道を拓くことができるのか期待したいですね。
清滝信宏さんの家柄とは?
清滝さんの出身地は大阪府です。
そして清滝さんの家というのは、池田銀行(現在の池田泉州銀行)を創業した一族だったんです。
また清滝さんの父親は池田銀行の頭取(とうどり)でした。
頭取というのは、銀行の社長のことですね。
ですから清滝さんは大の資産家の家柄だったというわけですね。
池田銀行は大阪池田市にあった地方銀行でしたが、2010年に泉州銀行と合併して、名称を池田泉州銀行としています。
清滝信宏さんの出身校とは?
清滝さんの出身高校は、東京教育大学附属高校です。
この高校は現在、筑波大学附属高校となっています。
清滝さんと同じ東京教育大学附属高校(筑波大学附属高校)の出身者に、作家の永井荷風(ながい かふう)さんや、狂言師の野村萬斎(のむら まんさい)さん、女優の檀ふみ(だん ふみ)さんなどがいらっしゃいます。
そして清滝さんは東京大学経済学部を卒業されています。
東京大学経済学部の出身者には、経済アナリストの森永卓郎(もりなが たくろう)さんや元アナウンサーの丸川珠代(まるかわ たまよ)さんなどがいらっしゃいます。
さらに清滝さんはアメリカのハーバード大学で博士課程を修了しています。
ハーバード大学の出身者には、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツさんや、Facebookのマーク・ザッカーバーグさんなどがいらっしゃいます。
清滝信宏さんの経歴とは?
清滝さんがハーバード大学出身だったことには驚きですが、その後の経歴にも目を見張るものがあります。
大学卒業後、清滝さんはアメリカのウィスコンシン大学やミネソタ大学で教鞭をとったんですね。
その後はイギリスのロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で10年間教鞭をとりました。
そしてさらに、アメリカのプリンストン大学に移籍されて、教授となりました。
清滝さんの活動の拠点は海外が多かったんですね。
清滝信宏さんの経済学の研究とは?
清滝さんの研究に、「清滝ムーアモデル」というものがあります。
これは、経済における小さなショックがどのように生産性の下落のサイクルを引き起すか、ということを示しています。
この理論は、1997年にイギリス人のジョン・ハードマン・ムーアさんとともに示されたので、清滝ムーアモデルと呼ばれています。
清滝ムーアモデルでは、住宅や土地などの資産価値の下落という小さな変動が、経済活動全体の生産性を下落させる影響を、3つの数式を使って単純明快に示すことに成功したのです。
2008年にリーマンショックという金融危機が起きましたが、清滝さんはリーマンショックが起こる以前に、金融摩擦が経済を縮小させる悪循環のメカニズムにたどり着いていたのです。
この清滝ムーアモデルの構築によって、2010年に清滝さんは、トムソン・ロイター引用栄誉賞に選出されています。
このトムソン・ロイター引用栄誉賞という賞は、ノーベル賞予測といわれていて、ノーベル賞の有力な候補者に贈られる賞となっています。
清滝さんは2010年にトムソン・ロイター引用栄誉賞を受賞されてもう8年が経つので、もういつノーベル賞を受賞してもおかしくないと思います。
まとめ
ここではノーベル経済学賞の候補者の清滝信宏さんについてまとめてみました。
清滝さんについて調べてみると、彼の人となりがわかって親近感がわきますよね。
清滝さんがノーベル賞に選ばれて日本人初のノーベル経済学賞受賞が実現するのか、とても楽しみですね!
その発表を静かに待ちたいと思います!
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