病院などに行くと、入り口に車椅子(くるまいす)が置いてありますよね。
身体が不自由な人や足腰の弱い高齢者などには車椅子は、とても心強い乗り物ですよね。
でも車椅子って値段はどれくらいなのでしょうか。気になる人もいると思います。
そこでここでは、その車椅子についてわかりやすくまとめました。
実際に私は入院しているときに車椅子を使った経験がありますので、車椅子に関してはより詳しくお伝えできるのではないかと思います。
この記事は、
・自分か、家族が車椅子を使っている人
・車椅子を買いたいと思っている人
・これからに備えて車椅子の情報を知りたい人
に宛てています。
これを読めば、車椅子の知識が身について、今後車椅子を購入する際に役に立つと思います。
一口に車椅子といっても種類が様々ですので、ここで紹介するものを参考にしていただければと思います。
病院などに置いてある車椅子は無料で使える!
病院の入り口によく車椅子が置いてありますよね。あの車椅子は誰でも無料で使っていい車椅子なんですよ。
ただあの車椅子はみんなで使うものなので、使う場所は病院内だけで、病院から出たら返却するのがマナーとなっています。
また病院にある車椅子を使う際には、事前に先生や看護師さんに使い方のレクチャーを受ける必要があります。
車椅子は乗り降りの仕方やこぎ方、止まり方などを知らないと危険ですからね。
特に車椅子で転倒などの事故が多いのは、乗るときや降りるときです。
乗り降りのときは車体にブレーキをかけていないと、車椅子が動いてしまいますからね。
もしものために知っておきたい!車椅子の値段の相場は?
車椅子の値段は種類によっていろいろですが、自分である程度操作できるタイプでしたら、相場は2~3万円くらいです。
障がいの重度が重い人が使う電動式の車椅子は20~40万円になります。
値段は、重さやデザイン、車椅子の機能による操作性などでも変わります。
一般的な車椅子に必要な機能は主に、
・自走介助兼用
・介助する人がブレーキをかけられる介助ブレーキがある
・折りたたんで車に乗せられる
・軽くて丈夫
などです。
おすすめの車椅子はこちらになります。
これはケアテックジャパンの自走式車椅子になります。
値段は16,000円くらいなのでリーズナブルです。
この車椅子にはたくさんのカラーバリエーションがあるので見てみるといいと思います。
この車椅子は自走式なので大きな車輪が付いていますし、介助ブレーキもあります。
またシートが取り外し可能なので清潔に使いやすくなっています。
この車椅子の重さは12.5kgです。
病院などでよく見かける車椅子のタイプと似ていますね。
車椅子の値段の相場は使う人の状態による
車椅子の値段の相場は、自分あるいは介助者で操作するタイプか電動式で操作するタイプかで値段が大きく変わります。
電動式は主にリモコンやジョイスティックで操作するタイプで、指先だけで車体をコントロールすることができます。電動式の車椅子はこちらです。
こちらは、ケアテックジャパンの電動車椅子スマートムーブになります。
この車椅子は4.5時間の充電で、約15kmの走行ができます。
またコンパクトに折りたたみができるので、移動や持ち運びがしやすい設計になっています。
こちらの値段は約25万円となっています。
車椅子をレンタルすれば値段が半額以下に!
車椅子のレンタルの前に、介護保険について少し説明します。
日本では介護用品を購入したりレンタルするときに介護保険を使うことができます。
ですが介護用品といってもすべてが適用されるわけではありません。
今回の車椅子の場合は、レンタルのみ介護保険が使えます。
ですので車椅子をレンタルするときは1割の自己負担でいいのです。
なので車椅子が月5,000円のレンタル料金だったら、実質500円で利用できるというわけです。
一方車椅子を購入する場合は介護保険が使えないので、全額自己負担となります。
長い目で見れば購入したほうが安くなると思いますが、実際は何年も経つうちに少しずつ体重が増えていって体型が変わったり、座り心地が悪くなることもあるんです。
そのようなときは車椅子を違うサイズのものと取り替えなければなりません。
なので余計お金がかかってしまうんです。
ですので、これからはレンタルの方が増えてくるのかもしれないですよね。
なので車椅子を長く使う予定がないのであれば、レンタルの方がおすすめですよ。
レンタルのメリット
レンタルのメリットのひとつは、お金を月々に低額で払えるところですね。
車椅子の購入となると保険がきかないものですから、2万円もしくは数十万円をいっぺんに払わなければなりません。
またレンタルでは、状況に応じて車椅子の変更ができるという点がメリットですね。
購入した場合は、どんなに状況が変わっても同じものを使い続けなければなりませんからね。
レンタルのデメリット
レンタルのデメリットは車椅子を長く使ったときに顕著に表れます。
それは固定されたレンタル料です。月500円のレンタル料を毎月払い続けなければならず、それが4年も5年も続くと高くなってしまいます。
具体的には月500円の場合、1年で6,000円、2年で12,000円、3年で18,000円、4年で24,000円となり、5年で30,000円となってしまいます。
車椅子の購入代金は2~3万円ですから4~5年以上使うなら、車椅子は購入したほうが安いのです。
安さ優先の人には車椅子の中古がおすすめ!
車椅子は高価なものですが、もっと安く買いたいと思う人もいると思います。
それなら車椅子の中古を探してみてはいかがでしょうか。
おすすめの車椅子の中古のサイトは、リサイクルショップアールプラスです。
ここでは車椅子の中古は1万円以内でもいいものがたくさんありますよ。
また電動式の車椅子では新品の半額以下の10万円くらいです。
※ 追記 リサイクルショップアールプラスは2018年8月22日でサービスを終了しています。
中古で安く手に入れる方法は、ヤフオク!やメルカリのほかに、地元の掲示板ジモティーを使うのもいいと思います。
ここなら思いがけない掘り出し物があるかもしれませんよ。
中古の車椅子のメリット
車椅子の中古品のメリットは何といっても安さですね。
新品で十数万円もしたものが、たったの数千円で売られていることもあります。
そんなに安いものは怪しいと思ってしまうのですが、いまではどんな中古屋さんでも出品者の情報や内容物の状態がはっきり書かれています。
なので、それらをしっかりと確認して購入すれば、いいかげんなものを買わされることはないと思いますよ。
それから、何度も動かしているので、動きがスムーズで滑らかになっているところはメリットといえます。
買ったばかりの新品はどうしても動きが硬く、ぎこちない部分がありますが、動作が確認済みの中古品にはそんな心配はないですね。
中古の車椅子のデメリット
とはいっても、中古の車椅子にはデメリットもあります。
新品の車椅子であればメーカーの保証期間というものが付いていますから、故障したときは期間内なら無償で修理してもらえます。
ですが中古品には基本的に保証はありません。故障したらその修理費は自分で出さなければなりません。
ですので、車椅子の中古品を買うときは値段だけで判断せず、事前に商品の状態をチェックするのを忘れないでくださいね。
まとめ
今回は車椅子についてまとめてみました。
購入するにしろレンタルするにしろ、注意すべき点はわかったと思います。
車椅子を入手する方法はいくつかありましたが、どんなときも納得できるまで賞品を十分に見定めて、よく比較検討した上で決めてくださいね。