テレビでマラソン中継をしていると、何気なく見てしまうことってありますよね。
白バイや先導車についていって40何キロもよく走れるな、って思いますよね。
テレビで観るマラソンは、オリンピックや国際マラソンなど大きな大会のことが多く、大学駅伝や実業団などのマラソンにもレベルの高い選手が出場しています。
では、マラソンランナーはどのくらいすごいのでしょうか。
速く長く走るために、どんなものを食べているのでしょうか。
それらについてを調べてみました!
計算は簡単!マラソンランナーは時速20㎞だ!
マラソンを見ていると、この選手はどのくらいのスピードで走っているんだろう、と気になったことありませんか。
実は、その速さは時速20㎞なんです!
選手がゴールすると、2時間10分何秒とか、時間が表示されますよね。
そして走った距離がフルマラソンなら42.195㎞、ハーフマラソンはその半分の21㎞ほどです。
ですから時間と距離がわかれば、計算で速さがわかりますね。
速さ(㎞/h) = 距離(㎞) ÷ 時間(h)
例えば、フルマラソンで選手が2時間10分でゴールしたとすると、
速さ(km/h) = 42.195(km) ÷ 2.167(h)
ですから、時速は19.5kmとなります。
女性の場合でも、同じように計算して簡単に時速を計算できます。
女性は、時速17~18kmは出ていますね。
ですからトップレベルの選手たちはみんなこれくらいの速さで走っているのです!驚きですよね。
マラソンランナーの体脂肪率は驚異の5%!
体脂肪率という言葉は、よく肥満度を表すときに使われる言葉ですよね。
体脂肪率が高いと、メタボになることもあります。
その体脂肪率ですが、この数値がマラソンランナーはすごい数値となっています。
なんと、男性が4~5%、女性が5~6%となっています。
一般の男性では体脂肪率18~22%、女性では29~35あります。
一般人と比較することで、マラソンランナーの体脂肪率がいかに低いかがわかると思います。
また、体脂肪率が少ないということは、その人の体重には無駄なぜい肉がないことを意味しています。
その絞り込まれた体で、どのようにスピードを出しているんでしょうか。
それを食材の面から考えてみました。
スタミナに欠かせない鉄分が補給できる食材3選
スタミナをつけるには鉄分の補給が大切です。
鉄分にはヘム鉄と非ヘム鉄の2種類あって、ヘム鉄のほうが体に吸収されやすくなっています。
ここでは鉄分が多く含まれている食材を3つご紹介します。
ひじき
ひじきは鉄分は非ヘム鉄です。
ひじきには鉄分のほか、ミネラルや食物繊維があって、貧血を予防したり、血行を改善したりします。
ひじきには筋肉の収縮をよくするはたらきがあって、体内をめぐる血液の循環をよくします。
また、ひじきの鉄分は非ヘム鉄ですから、この吸収をよくするにはビタミンCも一緒に摂ることが効果的になります。
しじみ
しじみの鉄分はヘム鉄です。
しじみに含まれている鉄分はヘム鉄というもので、非ヘム鉄よりも効率よく吸収されるものです。
しじみはお味噌汁などにして毎日とることができるため、鉄分を吸収しやすい食材といえます。
さらにしじみには亜鉛が含まれているので、これが鉄分の吸収を高めてくれます。
また、しじみに含まれる栄養成分にはアミノ酸があるため、うまみを感じやすい食材ともいえます。
豚レバー
豚レバーはヘム鉄の鉄分の含有量が多いことで知られています。
1日に必要な鉄分は男性が10mg、女性が12mgといわれていますが、豚レバーには13mgもの鉄分が含まれているので、これだけで1日分が摂取できることになります。
鉄分がたくさん摂れる上に、ヘム鉄なので、ダブルで効果が期待できます。
疲労回復効果のあるビタミンB1がとれる食材3選
マラソンで疲れた体をすばやく回復する効果があるのがビタミンB1です。
マラソンランナーはビタミンB1を早く消耗してしまうので、効率よく摂ることが不可欠です。
では、このビタミンB1はどんなものに含まれているのでしょうか。
ここでも3つご紹介しますね。
豚肉
豚肉は玉ねぎと一緒に、しょうが焼きにして食べたり、ハムと一緒に冷やし中華に入れることがおススメです。
また、豚肉の中でも、ヒレに特に多くビタミンB1が含まれています。
しかし、ビタミンB1は水に溶けやすいという性質があって、調理する工程でどんどん失われていきます。
調理前と調理後ではビタミンB1の含有量が違ってくるので注意が必要です。
うなぎ
うなぎは夏バテの予防に食べられることが多いですが、それはうなぎにはビタミンB1が含まれていて、疲労回復の効果があったからなんです。
魚介類にはビタミンはあまり含まれていないので、うなぎは貴重な食材といえます。
そば
そばを作るそば粉はビタミンB1以外にもミネラルや食物繊維が入ったとても栄養価が高いものです。
そばは低カロリーなことも、みんなに好まれる理由のひとつだといえます。
まとめ
プロのマラソンランナーは時速20kmで走っています。
そしてその体脂肪率は5%ということがわかりましたね。
さらに、スタミナに欠かせないものは、ひじき、しじみ、豚レバーで、疲労回復効果のあるものが、豚肉、うなぎ、そばです。
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