あなたは名刺を渡すときのマナーを知っていますか?
ビジネスで人と初めてあいさつするときは名刺交換することがあると思います。
名刺交換は、自分の名刺と相手の名刺を交換するだけだから、簡単だと思っていませんか。
でも実際は名刺交換するときにはきちんとしたマナーがあるんですよ。
そこでここでは、その名刺交換の仕方やマナーについてをまとめたいと思います。
この記事は、
・新社会人
・名刺を持っている人
・正しい名刺交換の仕方を知りたい人
に宛てています。
これを読めば、正しい名刺交換の仕方が身につくと思います。
正しい名刺交換ができれば、あなたの信頼度も高まるはずですよ。
社会人になったけど、名刺はいつもらえるの?
まず肝心の名刺ですが、会社によってもらえる時期には差があるようです。
だいたい入社式後にもらえることが多いようですね。
ですので会社に内定が決まってもすぐには名刺はもらえません。
それは名刺には会社名が入っていますし、その名刺を使うことは会社の信用に関わることですからね。
ですので新入社員は、名刺がまだないときに相手から名刺を渡されてしまうこともあります。
そんなときは、「入社したばかりで名刺がありませんので失礼します」といって、相手の名刺を受け取っておきましょうね。
誰から渡せばいい?名刺を渡す順番とは?
名刺交換をするときって、自分から出すのか相手が出すのを待つのか迷いますよね。
実は名刺交換は、最初は目下の者から目上の者へ渡すのがマナーとされています。
しかし目上といっても注意すべきなのが、訪問したときです。
訪問の際は、訪問者から訪問先の人へ渡すのがマナーです。
訪問先の相手が年下であったり地位が下であっても、訪問者であるあなたから名刺を出すことが礼儀となっています。
あなたよりも年下なのに目上になるなんてややこしいと思いますよね。
一般的に、何か頼みごとをする人が目下となり、頼みごとをされる人が目上となるのです。
ですのでビジネスの営業などでどこかにお願いに行く場合は、どんな場所に行ってもあなたから名刺を出さなければならないということですね。
名刺を渡すための準備の仕方!
名刺交換の前に、名刺を入れておく名刺入れについて注意点があります。
名刺入れを選ぶ際には、派手な色やデザインを避けたほうがいいです。
そしてこれから長く使うことを考えて、耐久性のあるものを選んだ方がいいと思います。
名刺交換は初めて顔を合わせる場面なので、ここで印象を悪くしてしまうのはもったいないことですからね。
実際に名刺を渡すときは、必ず立って行うのがマナーです。
まず最初にお互いにあいさつを交わして名刺交換します。
名刺交換のときは名刺入れをあらかじめ手元に用意しておいて、名刺をいつでも取り出せるように準備しておきます。
そして名刺を渡すのですが、このときテーブルを挟んで渡さないようにしましょう。
テーブルがあるときはテーブルを回り込んで、名刺を渡しやすい位置で渡すことが大事です。
名刺を渡すときのマナーとは?
名刺を渡すときは、名刺を両手で持って自分の会社と名前をはっきりと声で伝えて渡します。
このとき名刺は相手が読めるような向きで渡すようにしてくださいね。
名刺交換のときはお互いに初対面なので、名前の読み方などははっきりと伝えるべきですし、読み方がわからなければ聞くことも大事です。
知らないままでいるよりきちんと聞いた方が、相手は「自分に興味をもってくれた」と思ってもらえます。
今では同時に名刺交換をする場合が多い
名刺交換をするときは自分が目下と思っていても、相手も同じように目下だと思ってることがあります。
そもそも日本では自分と他人の上下関係があいまいなところがあります。
なので名刺交換を同時にすることがあります。
それはつまり2人同時に名刺を差し出して、同時に受け取るという方法ですね。
同時に交換する仕方は、まず右手で名刺を差し出します。
そして左手でお互いの名刺を受け取るのです。
なかなかいい方法ですよね。
こうした方法がわかっていればお互いの気持ちを尊重できますよね。
一般に、相手が名刺を片手で差し出してきたときは、お互いに同時に交換しようという意味ですので、自分も同じように受け渡しするといいと思いますよ。
名刺を受け取るときのマナーとは?
名刺を受け取るときも必ず両手を使うようにしてください。
同時に名刺交換するときは名刺を渡した右手を、すぐに左手に添える感じです。
また受け取った際には、「頂戴いたします」と一言添えるようにしましょう。
そして受け取った名刺をよく確認しておくのですが、このとき受け取った名刺をすぐに名刺入れに入れないようにしましょう。
もらった名刺のしまい方!
名刺を受け取った後は相手がしまうまで待ってから自分がしまうようにします。
相手よりも先に名刺をしまうと失礼に思われてしまいますので、その場の空気を読んで、しまうタイミングを見極めてください。
名刺は普通テーブルの上に置いておき、話が終わって帰るときに名刺をしまいます。
あまりにも早く名刺をしまうと、相手とゆっくり話す時間はないと思われてしまうかもしれません。
もらった名刺はどうするのか?
もらった名刺はどうすればいいのか、その処理の方法は2つあると思います。
1つ目は、会社名や氏名が後でもわかるように保存しておくことですね。
会社にとって人脈はとても大事なものなので、名刺の情報は貴重な財産となります。
今はそんなに重要でないと思われても、何年後かに急に価値が出ることもありますので、管理をしっかりしてなくさないようにすることが必要です。
会社によっては社員の名刺を一括で管理して、情報を共有することもあるので注意が必要です。
そしてもらった名刺の扱い方のもう1つは、処分するということです。
名刺がたまってくると、いらなくなった名刺も出てきますよね。
でもいらないからといって、その辺のゴミ箱に捨てるのはやめましょう。
名刺には大切な個人情報が載っているので、どこでどのようにして個人情報がもれるかがわからないのです。
ですので名刺などの個人情報を処分するときは、なるべくシュレッダーにかけたほうがいいですよ。
やってはいけない!名刺交換の注意点とは?
名刺をポケットに入れておいてそこから直接出す、という行為はマナー違反ですのでやってはいけません。
また折り曲がった名刺や、ヨレヨレになった名刺もマナー違反です。
そのような名刺をいただいてもいい感じはしませんよね。
また、いただいた名刺をメモ代わりに使うということはやめましょう。
名刺は渡す人そのものともいえるものですから、ぞんざいに扱ってはいけません。
そして名刺交換のときは、前もって名刺入れをカバンから出しておくようにしたほうがいいですね。
いざ名刺交換となったときに慌ててカバンの中を探すと、相手を待たせてしまうことになりますからね。
注意点はほかにも、名刺を忘れないようにするということも大事です。
社会人になると何よりも大事なのが信用です。
名刺を忘れることで、あなただけでなく会社の信用まで下げてしまうことになるので気をつけてください。
まとめ
今回は、名刺の交換の仕方やマナーについてまとめてみました。
名刺を渡すときも受け取るときも、きちんとしたルールやマナーがあることがおわかりいただけたかと思います。
これらのルールやマナーは細かくて最初のうちは大変に感じますが、繰り返すうちにだんだん簡単になっていきます。
きちんとした名刺交換ができれば、あなたの信頼度や好感度がグッと上がるはずですよ!
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