小説家にとって夢である賞といえば、直木賞と芥川賞ですよね。
その芥川賞作家を産み出した、根元昌夫(ねもと まさお)さんという方をご存知でしょうか。
根本さんが主催する小説講座がいま人気で、話題となっています。
では、その根本さんの講座とはどんなものなのか、その内容について調べてみました。
まずは、根本さんの学歴からご紹介しますね。
根元昌夫さんの学歴とは?
根本さんは、1953年生まれで出身は福島県です。
そして、福島県立安積(あさか)高等学校を卒業しています。
この安積高校の偏差値はなんと、67!
福島県で2位というレベルの高い学校です。
根本さんは高校時代から成績優秀な方だったんですね。
そして根本さんが進んだ大学が、早稲田大学です。
まさにエリート街道まっしぐらですね。
ちなみに、根本さんは早稲田大学在学中に、早稲田文学編集室のスタッフとなりました。
その後は、島田雅彦さん、吉本ばななさん、小川洋子さん、角田光代さんなどを輩出した「海燕(かいえん)」の編集者となりました。
この後も、エンターテインメント小説誌「野性時代」の編集長をされて、新人作家の発掘や育成を手掛けています。
根本さんの小説講座とは?
根本さんは、カルチャーセンター、早稲田大学エクステンションセンター、法政大学、明治学院大学で、小説講座をしているんですね。
この小説講座の内容ですが、根本さんによる講義はほとんどないそうです。
私はてっきりこの講座で、根本さんの小説の書き方とか言葉の選び方なんかのテクニックを学べるのかなと思っていたのですが、そうではないんですね。
根本さんの小説講座では、自分が書いた作品を持ち寄って、お互いに読み合い、感想や批評を言い合うのだそうです。
講座ではこの生徒同士の感想や批判に大部分の時間を使うようで、生徒同士で切磋琢磨してお互いに高めあっていくというのが、この講座のスタイルのようです。
根本さんのこの小説講座の受講料は、全6回、3ヶ月で22,680円となっています。
3ヶ月で6回となると、2週間に1回のペースで3ヶ月間続ける感じですかね。
3ヶ月では足りない!という人は1年とか2年とか継続されてもいいのではないでしょうか。
根本さんが輩出した芥川賞作家とは?
根本さんの小説講座を受けた人の中に、実際に芥川賞を受賞された方がいるんです。
その芥川賞作家2人をご紹介しますね。
若竹千佐子(わかたけ ちさこ)さん
若竹さんは「おらおらでひとりいぐも」で芥川賞受賞となりました。
これは、夫に先立たれた女性の孤独と自由について書かれた作品になります。
タイトルの意味は、「私は私でひとりで行くよ」という意味の東北弁になります。
石井遊佳(いしい ゆうか)さん
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石井さんは「百年泥(ひゃくねんどろ)」で芥川賞受賞となりました。
この作品は、インドを舞台として、現実と幻想を織り交ぜた物語となっています。
石井さんは根本さんの小説講座を4年間受講していたそうですよ。
ちなみに、根本さんの小説講座受講者は芥川賞以外にも、すばる文学賞、文藝賞、オール讀物新人賞など、いろんな賞を取っていますよ。
まとめ
ここでは、根本さんの小説講座について調べてみました。
根本さんが芥川賞作家 を2人も産み出していたのは本当だったんですね。
私も芥川賞を取りたい、という人は、根本さんの小説講座にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。