お正月に高齢者と遊ぶとき、どんなことをしようか迷いませんか?
遊ぶ道具を用意するのはお金がかかりますので、極力安くしたいですよね。
そこでおすすめなのが、高齢者が楽しむゲームは手作りのおもちゃ(遊具)を使うということです。
そこでここでは、高齢者は、お正月の遊びをどのようにすれば楽しめるかということや、ゲームで使うおもちゃの手作りの仕方などをまとめてみました。
この記事は、
・お正月に高齢者と遊ぶ機会のある人
・お正月には楽しい遊びがしたい人
・お正月の遊びにはあまりお金をかけたくない人
に宛てています。
これを読めば、お正月は高齢者と楽しい遊びができると思います。
ゲームの内容は、手作りのおもちゃを使えるものを紹介しますので、参考にしてくださいね。
手作りのおもちゃが使えるゲーム3選!
手作りできるおもちゃ(遊具)を使えば、何度もゲームができますのでおすすめですよ。
イチ押しのゲームはコレ!「投扇興(とうせんきょう)」
投扇興という遊びを知っていますか?
投扇興とは、台に乗った的に向かって扇子を投げて、その投げた扇子と台と的によってできた形の点数で競う遊びです。
投扇興の詳しい遊び方はこちら。
投扇興は日本の伝統的な遊戯で、男女、年齢関係なくどなたでも楽しめるゲームです。
また投扇興は、いすに座ったままできますし、扇子を投げるだけというとてもシンプルな遊びなので、高齢者には向いている遊びだと思います。
投扇興の役には「夕顔(ゆうがお)」とか「末摘花(すえつむはな)」など、きらびやかな名称のものがあって、とても趣深い遊びとなっています。
投扇興の役の一覧はこちら。
投扇興で使うものは、投げるための扇と、蝶とよばれる的と、その蝶を乗せる台(枕)の3つです。
実際に本物の道具を用意しようとすると目玉が飛び出るくらい高価ですが、簡易的なものなら手作りすることができます。
扇の作り方
扇は割りばしと画用紙で作れます。
画用紙(A4サイズ18枚入り)は100円ショップで買えます。材質的にはカレンダー程度の厚みがあればいいと思います。
詳しい作り方はこちらのサイトに載っています。
また、扇も100円ショップで買えるので、1つか2つは買っておいてもいいかもしれないですね。
蝶(的)の作り方
正式な蝶の大きさは9×9㎝程度でイチョウの形をしています。
用意するものはダンボールと布(紙で代用可)、鈴(なくても可)です。
クオリティを上げたいのであれば、鈴などを付けたいところです。
この蝶の形にはこだわることはなく、もっと大きくしたり、形を変えるのもありだと思います。
詳しい作り方はこちらのサイトに載っています。
枕(台)の作り方
これは紙パックや段ボールでもで作れます。
正式な大きさは17.5×9×9㎝程度ですが、扇が当たっても倒れない程度の強さがあれば大丈夫です。
作り方は上の、まるみた.comのサイトに載っています。
手作りの札で遊ぼう!「創作百人一首」
百人一首は5・7・5・7・7の言葉でつくるかるたですが、この札を手作りしてみるのも面白いと思います。
札は画用紙などで作れます。
画用紙を同じ大きさに切って、そこに自作の川柳や短歌を書きます。
このとき、句の最初の一文字を50音のどれかに決めておけば、百人一首になりますよね。
これは50音すべてを作る必要はなく、20~30個ほど作れば十分楽しめる遊びだと思います。
この札は実際の百人一首よりも大きく作ったほうが、高齢者は見やすいと思います。
札を作り終わったら、それらの札に書かれた句をすべて一覧表にまとめます。
そして実際に遊ぶときにその一覧表を使って、札を読み上げるわけです。
体を動かす遊びはコレ!「風船つき」
お正月に羽根突きをしますよね。
羽根突きは羽子板と羽根を使って打ち合う遊びです。
この羽根突きを少しアレンジして、羽根を風船に変えるんです。
それが風船つきです。
風船つきでは羽子板の代わりにうちわを使うのもいいですが、何も使わなくてもいいと思います。
なので用意するものは風船だけです。
この風船が手作りのポイントになります。
手作りの作業は簡単で、膨らませる前の風船にマジックで顔を書き入れるだけです。
これを膨らませたらどんな顔になるか、面白そうですよね。
風船つきの遊び方は、チーム戦にするとみんなが参加できると思います。
また、風船の数もひとつではなく、たくさん使うと面白いですよね。
風船をアレンジして、紙風船を使うのもいいと思います。
またこの紙風船と風船の両方を使うのも面白そうです。
ただこれは体を大きく動かすゲームなので広い場所が必要ですし、また体が不自由な高齢者は楽しめないこともあります。
お正月の遊びで高齢者が楽しめるゲーム3選!
こちらでは特におもちゃ(遊具)を作らなくても楽しめるゲームを集めてみました。
自作の川柳を披露しよう!「歌会始め(うたかいはじめ)」
お正月は、年が新しくなって周りのいろんなものが変わるので、川柳を詠む題材はたくさん考えられるのではないかと思います。
ただ単に作った川柳を披露するだけでは味気ないので、正式な歌会始めのルールに則って発表すると趣深いと思います。
<歌会始めのやり方>
・お題となる漢字一字を決める。
・その漢字を含んだ川柳を考える。
・川柳の発表は年齢の若い人からおこなう。
・詠む人は川柳発表の前に都道府県と氏名をいう。このとき氏と名の間には「の」を入れる。
このように川柳を発表することを形式的におこなうことで、特別な感じが演出できますので、高齢者でもいい体験ができるのではないかと思います。
男女に分かれて熱唱しよう!「紅白歌合戦」
大晦日には紅白歌合戦を見る人も多いと思います。
ですが、見てるだけではつまらない!と思っている高齢者も多いのではないかと思います。
なので、本物の紅白歌合戦のように男女に分かれて、交互に歌を歌えば盛り上がると思います。
ただ個人で歌うだけでなく、チームとして歌う曲を決めて、男性全員で歌ったり、女性全員で歌うのも面白いですよね。
歌が苦手な人も、みんなとだったら歌いやすいということもあるかもしれませんね。
ただ、これをやるには、カラオケの機械が必要なんですよね。
カラオケがない場合は、アカペラになってしまいますが、これでも楽しめないわけではありません。
それは、みんなが知っていて歌詞がわかる歌(童謡など)を決めて、歌詞を一小節ごとに切って、みんなで歌っていくのです。
例えば、「お正月」という歌ですと、
「もう、いくつ、寝ると、お正月、お正月には、たこ挙げて、コマを回して、遊びましょ」、
と文章を区切って、それぞれ一人ずつ歌っていくんですね。
この歌詞の区切り方も、変なところで区切ると、歌いにくくなって面白みが増すかもしれないですね。
絵描きに挑戦!書き初めならぬ「描き初め(えがきぞめ)」
お正月には、書き初めをおこなうことがありますけど、絵を描く「描き初め」はあまりやらないですよね。
やり方はシンプルに絵を描くだけなのですが、年が明けて初めての絵描きとなれば、高齢者も力が入るのではないかと思います。
絵が描き終わったら、仕上げに色をつけます。
題して「染め初め(そめぞめ)」です。
染めるときには、クーピーや色鉛筆が使いやすそうですね。
<初めてのことには意味がある>
お正月におこなうことは、その年で初めてすることが多いですよね。
どんなことであってもその年の初めてのことならば意味のあることなので、「~初め」という言葉を使えば、いくらでもお正月に紐づけすることができます。
笑い初め、泣き初め、怒り初め、歌い初め、詠み初めなどですね。
まとめ
ここでは、お正月の遊びで高齢者ができるものをまとめました。
なかでも投扇興はぜひ遊んでほしいゲームですね。誰でも一度やってみれば必ず面白いと感じられるはずです。
自分の作ったおもちゃ(遊具)で遊ぶことができたら最高に楽しいですよね!
まとめは以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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