パソコンで動画を見たり、テレビゲームで遊んだりするのってとても楽しいですよね。
でもそれらが使えなくなることを想像したことがありますか?
「そんなことは起こらないからわからない」
と思うかもしれませんね。
でも、実際にすべての家電製品が使えなくなることってあるんですよ。
それは、落雷です。
落雷の被害に遭うと運が悪い場合、コンセントにつながっているすべての家電機器が故障してしまいます。
落雷が起こると、膨大な電気が流れて、電線やケーブルを伝って家電機器の中に入ってしまうんですね。
ですから落雷には、注意深く対策をする必要があるのです。
そこでここでは、落雷の対策について、どのように雷から家電機器を守るかということをまとめてみたいと思います。
この記事は、
・パソコンやテレビゲームで遊ぶことが多い人
・大事なデータを管理している人
・家を留守にすることが多い人
に宛てています。
この記事を読めば、落雷の危険性や対策がわかって、大事な家電機器を雷から守ることができると思います。
落雷を防止する最良の方法ををお伝えしますので、参考にしてくださいね。
落雷を防ぐために欠かせない3重の対策とは?
では落雷からあなたの大事なパソコンやテレビなどの家電機器を守るためにはどうすればいいのでしょうか。
対策その1 家電機器はコンセントから抜く!
落雷の被害から家電機器を守るいちばんの対策の仕方は、家電機器をコンセントから抜いておくことです。
このコンセントから抜くということは基本的なことですが、最善の対策です。
雷が鳴るたびにいちいちコンセントから抜くのは面倒なんですが、きちんと行いましょう。
ここで注意点ですが、電源を切るだけではダメです。
よく雷が鳴ったら、「電源を切れ」とか「スイッチを切れ」っていうんですけど、電源やスイッチを切っても、コンセントにつながっていたら効果がありません。
必ずコードをコンセントから抜くようにしてくださいね。
対策その2 一日の発雷確率を確認する!
落雷の被害を防ぐには、一日の雷の発生する確率、発雷確率を確認することが大事です。
雷が起こる確率や地域などはウェブで公開されていて、数分後から数時間後の予測を見ることができます。
それを見ることで、お昼ごろか夕方か、雷が起こる時間帯を知ることができるんですね。
これで雷がいつごろ起こるのかわかるので、その時間帯に家に居なくても、出かける前に前もってコンセントを抜いておくなどの対策ができますよね。
出かけている間に落雷があってコンセントを抜くことができず、家電機器が壊れてしまった、ということがないようにしてくださいね。
下記のサイトでは、日本全国の3時間ごとの発雷確率を見ることができます。
対策その3 雷ガードで家電機器を守る!
雷の予測を見て、コンセントから抜いておいても、実はそれだけではまだ安全とはいえません。
雷の発雷確率を確認しても、それはあくまでも予測であるため、場所や時間がズレたり、予測していなかった雷が起こることがあります。
これは雷が自然現象であるため予測の精度には限界があり、どうしようもないことなんですね。
そこで第3の対策として、市販されている「雷ガード」を取り付ける対策があります。
この対策がとても有効です。
この雷ガードはコンセント型になっていて、家電機器のコードを差し込むことができるようになっています。
この雷ガードを使うことで、万が一落雷があって過多の電気が流れたときに、落雷の被害を防止することができるのです。
雷ガードが家電機器の身代わりとなってくれるんですね。
この雷ガードは家電量販店やAmazonなどのネットショップでも販売されています。
ですのでできる限り雷ガードを取り付けるようにしてください。
特に大事なデータが入っているパソコンなどの電子機器や、夏場に欠かせないエアコンなどは欠かせないものですので取り付けておくことが肝心です。
なので、
・家電機器はコンセントから抜くこと
・一日の発雷確率を確認すること
・雷ガードで家電機器を守ること
の3つの対策を講じることが大事です。
対策は雷ガードだけで十分ではないのか?
でも、雷ガードが身代わりになってくれるのなら、コンセントから抜くことも発雷確率を確認することも必要ないのでは?と思うかもしれませんね。
ですが雷ガードはあくまでも万が一に備えるものです。
基本の対策は家電機器をコンセントから抜くことだということを忘れないでください。
というのは、どの雷ガードも防ぐことができる落雷は1回だけだからです。
一度、落雷サージ(落雷による過多の電気)を防いだら、以降はその機能を失ってしまいます。
ですので、雷ガードを取り付けたらもう雷対策は終了、というわけにはいかないのです。
ですから雷ガードを取り付けても、コンセントから抜くということも併せて行うことをおすすめします。
それに、雷ガードというのは「最大サージ電圧」という、雷に対する防御力があるんです。
もしこの最大サージ電圧を超える強さの落雷があった場合、その雷ガードでは雷サージを防ぐことができないのです。
ですから、雷ガードも絶対ではない、ということを頭に入れておきましょう。
おすすめの雷ガード製品はコレ!3選
オーム電機 電源タップ 雷ガードタップ
通電表示ランプが付いていますので、動作の確認ができます。
差し込み口は1つですが、防御力の高い雷ガードといえます。
エレコム 電源タップ 雷ガード 個別スイッチ 6個口
また個別に光るスイッチがあります。
この6個の差し込み口をよく見ると1つだけ少し離れていて、使いやすい構造になっていますよ。
エレコム 電源タップ トリプルタップ 雷ガード 3個口
また通電表示ランプが付いていて、動作の確認ができます。
こちらは差込口が3つあります。
落雷の被害が多い時期とはいつ頃か?
一年のうち落雷の被害が多い時期というのは、7~8月です。
特に8月は一年で最も多く、全体の発生数の3割を占めています。
やはり夏場は積乱雲が発達しやすく、雷が発生することが多いということがいえます。
では冬場は雷は起こらないのでしょうか?
冬にも雷の注意が必要?
一般に関東に住んでいる私は、雷というと、夏の夕方に起こるのが多いと思っています。
そして暑さががだんだん収まってきて寒くなってくると、もう雷は起こらないですよね。
ですが、これは太平洋側の地域にいえることであって、日本海側では違うのです。
実は、日本海側では冬でも雷が起こるのです。
意外なんですが日本海側では、12月とか1月とかでも雷が起こっていて、実際に落雷の被害が出ているんですね。
一般に一年のうち、4月から10月は太平洋側で発雷が多く、11月から3月までは日本海側で発雷が多くなる傾向があります。
太平洋側では冬に雷のイメージはないですけど、日本海側では冬でも雷はしばしば起こっているものなんですね。
日本海側の人からすれば当然のことかもしれませんが、太平洋側の人はこのことを知らない人も多いのではないでしょうか。
ですから太平洋側に住んでいる人は、日本海側に行ったときは注意してくださいね。
スキー場で雷が起こることもあるそうですよ。
ちなみに雪国では冬の初めの雷のことを「雪おこし」と呼んでいます。
この雷は雪の季節の前ぶれとされているためなんですね。
くれぐれも、冬に雷はないという思い込みはしないように。
まとめ
ここでは落雷の対策についてまとめてみました。
何度も言うようですが一番良い対策は、家電機器をコンセントから抜くことです。
今まで対策をしていなくて、落雷の被害には遭っていないという人は、運がいいだけです。
なので大事な家電製品を守るためにも、必ず対策をとるようにしてくださいね。