ワールドカップ2018ロシア大会がいよいよ始まりますね。
日本時間の6月15日から始まります。
今回はロシアで行われますけど、2月の行われたスポーツの祭典、平昌オリンピックには、ロシアはドーピング問題で出場できませんでした。
ロシアの有力な選手たちはロシアからの出場を諦め、個人での出場となりましたよね。
そのロシアが今大会の舞台となるわけですが、ワールドカップは無事開催されるのでしょうか。
ここでは、ロシア大会の抱える問題点についてまとめてみたいと思います。
この記事は、
・ワールドカップが楽しみな人
・ロシアの大会に問題点がないのか気になる人
・大きな大会の問題点を知りたい人
に宛てています。
これを読めば、ロシアのワールドカップの問題点がはっきりわかると思います。
またロシアの問題点を学ぶことで、日本で開催される今後の大きな大会にも活かすことができるのではないかと思います。
開催地ロシアの問題点はこんなにあった!7選
ロシアはドーピングに始まり、テロ事件やスタジアムの状態など、たくさんの問題を抱えています。
以下にロシアの大きな問題点を挙げてみました。
ここで挙げた問題点は、具体的に表面化している問題を集めています。
ドーピング問題を解決して不正の根絶はできるか?
平昌オリンピックでロシアがドーピング問題で出場ができないことは衝撃的なことでした。
このドーピング問題は個人的でなく、国家ぐるみで行われていたというところが重大なところです。
ですので、サッカーのワールドカップでもその問題が露呈しないか不安があります。
ソ連やロシアでドーピングが行われるようになったのは1960年頃からといわれています。
ですので50年以上にもわたるドーピングの歴史があるんですね。
ですからサッカーでもドーピングが疑われてしまうことは当然だといえます。
今回ロシアは開催国という立場なので、そのような問題は決してあってはならないことです。
今後もドーピング問題には注目ですね。
過去にはテロも?!開催地の治安が心配!
気になる事件といえば、2017年にサンクトペテルブルグで起きた、地下鉄爆破テロ事件です。
また2010年にはモスクワで地下鉄爆破テロ事件が起こっています。
日本にいるときはテロとは無縁ですが、海外に行ったらテロはどこでも起こりうることだと認識しなければなりません。
またロシアではスリや強盗がに注意する必要があります。
特に観光客は狙われやすいので、気をつけましょう。
気をつける点は、
・夜間に出歩かないこと
・大金を持って出歩かないこと
・治安が悪いとされる場所へは行かないこと
などです。
モスクワはロシアでは比較的治安のいいところといわれていますが、上記のことは最低限守るようにして、少しでも犯罪に巻き込まれるリスクを減らすべきです。
モスクワで暴風雨が!開催地の天気は大丈夫か?
2017年の5月29日にモスクワで死者が出るほどの暴風雨が発生しています。
この日は天気が急に変わって、木や建物が倒れるほどの暴風雨が起こったのです。
最大瞬間風速は28mにも達しました。
この暴風雨によって、死者11人、けが人が137人も出ているのです。
これだけの被害が出てしまったということは、予測や対策が十分にできていなかったということです。
ワールドカップが行われる日は、2018年の6月14日ですから、この暴風雨が起きた時期とだいたい同じ時期なんですね。
ですから、ワールドカップの開催中にそのような激しい暴風雨が起こるとも限らないのです。
こればかりは自然が相手なので、どんなことが起こるのかはわからないので、何も起こらないことを祈るだけですね。
スタジアム建設では過酷な労働が行われていた?
ロシアのワールドカップの試合会場となるサッカースタジアムで、北朝鮮の労働者を厳しい条件の下で労働させたという問題があります。
ロシアでは、スタジアムの建設が遅れに遅れ、危機的な状況だったんです。
そのときに北朝鮮の労働者を雇って、ほとんど休みなしの状態で働かせていて、その労働者の中には病気による死亡者もいたのです。
北朝鮮の労働者は休みなしで、1日14時間も働かされたといわれていて、その厳しい労働条件が死亡につながったともいわれています。
スタジアムには建設の遅れのほかにも、建設費の高騰の問題や、建設のスキャンダルの問題がありました。
これらの問題をワールドカップの開会式までに解決することができるのでしょうか。
試合を行うスタジアムのピッチにも問題が!
サッカーの試合が行われるスタジアムにも問題があります。
それはピッチの状態が良くないという点です。
問題となったのは、ワールドカップの試合を行うサンクトペテルブルクのクレストロフスキー・スタジアムです。
クレストロフスキー・スタジアムでその完成を祝うこけら落としの試合が行われたのですが、ピッチがボロボロで、芝生がまだ十分に根付いていなかったのです。
ピッチの状態というのは、そこでプレーする選手たちのパフォーマンスに大きく影響するものです。
ピッチが悪いと、いいプレーができないだけでなく、大きなケガにつながる危険もあるのです。
ですのでグラウンドのコンディションは早急に改善すべきことだと思います。
ぼったくりに注意!開催地のホテル料金が50倍に?!
ロシア紙の「ザ・モスクワ・タイムズ」によると、ワールドカップが行われるモスクワなどの都市で、ホテルの料金が5000%の値上げ、つまり通常の50倍の料金にすると決めたホテルがあるといわれています。
日本の試合が行われるサランスクやボルゴグラードでも、このような料金の価格のつり上げが行われています。
通常は一泊約4700円ほどですが、それが50倍になれば、23万5000円となってしまいます。
日本でのホテルの料金は、ゴールデンウィークや夏休み、お正月などが通常よりも高くなりますが、それでも2~2.5倍ほどです。
私たちは2倍ほどの値段でもかなりの割高感を感じてしまいます。
ですので、ロシアのホテルの50倍がいかに高いかがわかりますよね。
ロシアのホテル業者にとっては、ワールドカップは金儲けの場としてしかみていないようですね。
特に日本人の観光客はお金を持っているので、それくらい高い金額にしても、お客さんは来ると思っているのかもしれませんね。
ロシアの連邦観光局は、このような悪質のホテルを公表して対策を講じているようですが、みなさんも現地へ行く方は、このようなぼったくりホテルに注意してくださいね。
貧しい国民が急増?政治的・経済的な影響とは!
現状のロシアの経済は停滞気味です。
というのもソ連が崩壊してから、ロシアは資源の輸出に依存した面がありました。
特に原油ですが、原油が安くなると、それに連動してロシアの通貨ルーブルも安くなってしまいました。
ですので貧しい国民が増えて、現在の経済の勢いはあまりないといえます。
そのロシアの経済問題を、プーチン大統領がどのように対応するのかが注目です。
ですので、ロシアはこのサッカーのワールドカップでの経済効果に期待したいところですね。
ワールドカップの経済効果としては、
・たくさんの観光客を呼び込むことができる
・スタジアムの建設にはたくさんの雇用が必要となる
・開催地周辺の交通、電気、水道などインフラが整備される
・多額のスポンサー料がある
などがあります。
まとめ
今回はワールドカップが行われるロシアの問題点についてまとめてみました。
ロシアには多くの問題点がありましたね。
それでもワールドカップは楽しみな大会なので、ロシアにはぜひとも大会を成功させてほしいですよね!