あなたが知っている障がい者スポーツは何ですか?
障がい者スポーツ?
そういわれても、なかなか出てこない人もいるかと思います。
確かに、障がい者スポーツは普段見たりやったりするものではないので、馴染みが薄い感じがしますよね。
でも、障がい者スポーツは私たちが知らないだけで、実際はたくさんあるんですよ。
そこで、ここではたくさんの障がい者スポーツの中から、面白そうなものとそのルールについてを調べてみました。
この記事は、
・スポーツが好きな人
・体が不自由な人
・スポーツをたくさん知りたい人
に宛てています。
これを読めば、あなたの障がい者スポーツのイメージが変わると思いますよ!
投げ技が魅力的!「視覚障がい者柔道」とは
柔道というと、背負い投げや大外刈りなどさまざまな技を使って、相手から「一本」を取るスポーツです。
そして目の不自由な人がおこなう柔道が、視覚障がい者柔道になります。
お互いに組んでから試合を始める
組むとは、相手の道着をつかむことをいいます。
健常者の柔道では、互いに離れて試合を始めるので、組むまでに時間がかかります。
視覚障がい者柔道ではお互いに組んでから試合が始まるので、すぐに技をかけられることになります。
相手をつかんでいる手が離れてしまったら
手が離れてしまうと、技をかけることができなくなってしまいますので、この場合は試合は中断になります。
その後、またお互いに組んでから試合再開となります。
戦略を練って戦う!「ボッチャ」とは
ボッチャというのは、なんとなくかわいい名前のスポーツですね。
ボッチャ(Boccia)というのはイタリア語でボールという意味です。
ボッチャは運動ができない障がい者のために考案された独自のスポーツで、パラリンピックの公式の種目となっています。
的のボールのいかに近づけられるかが勝負
的のボールはジャックボールといいますが、これを最初に投げます。
そしてこのジャックボールに向かって、交互にボールを投げていきます。
両チームが6個ずつ投げて、ジャックボールの一番近くにボールを投げたチームに点が入ります。
投げたボールを的に近づけるというものは、氷上でゴシゴシしながら石を中心に近づける、カーリングに似ています。
ボッチャは頭脳戦
ボッチャは激しい運動がない分、緻密な戦術を駆使して戦うスポーツとなります。
相手の狙いをよんで、自分が有利になるかを考えることが、重要な駆け引きとなります。
的の位置を自分で決められるということが、カーリングにはない要素で、とても奥深いスポーツだといえます。
音で戦況を判断する!「ゴールボール」とは
ゴールボールは、アイシェードとよばれる目隠しをした状態で鈴の入ったボールを転がして、相手のゴールにボールを入れる競技です。3人のチームでおこないます。
耳や手足で状況を判断する
選手はみなアイシェードをしているので目視はできません。
なので、ボールの転がるのを音で判断し、凹凸のあるラインを手や足で触って確認します。
アイシェードに触ってはいけない
試合中、選手はレフェリーの許可が出ないとアイシェードに触ることはできません。
許可なく触った場合、ペナルティをとられます。
ボールを投げるときに、大きな音をだしてはいけない
守備側の選手は、鈴の音を聞いてボールが転がってくるのを守るため、守備側に不利になるような音がすると、ボールの音がわからなくなってしまいます。
このため、その音を出した選手はペナルティをとられます。
雪上の狩猟競技!「バイアスロン」とは
バイアスロンは、バイ(2)とアスロン(競技)を組み合わせた言葉で、二種競技のことをいいます。
トライアスロンは聞いたことがあるのではないでしょうか。
これはトライ(3)とアスロンを組み合わせた、三種競技という言葉ですね。
バイアスロンは、クロスカントリースキーとライフル射撃の二種をおこないます。
バイアスロンの元となっているのは、雪上での狩猟です。
スキーで雪の中を駆け回って、ライフルによって獲物を仕留めるという技術が競われるようになりました。
バイアスロンは撃ったら走る
バイアスロンでは、ライフル射撃で的を外すと、走行のタイムか距離が加算されてしまいます。
つまり、ライフルで外した分、走行に時間がかかってしまうという過酷なスポーツなのです。
狩猟においては、獲物をライフルで仕留められなかった場合は、また獲物を探すために探し回らなければなりません。
バイアスロンのその撃っては走り、撃っては走りという行為は、まさに狩猟そのものですよね!
重い障がいでもできる!「車いすバスケットボール」とは
スポンサーリンク
一般のバスケットボールと基本的なルールは同じですが、違いもあります。
ダブルドリブルがない
一般のバスケットではドリブルしたボールを手で持って、またドリブルすることはダブルドリブルといって、禁止されています。
しかし車椅子バスケのほうでは、ダブルドリブルの規定はありません。
1回のドリブルにつき、2回のタイヤの操作が認められています。このとき、3回以上操作するとトラベリングとなります。
障がいの重い人でも参加できる
車いすバスケでは障がいの度合いによってクラス分けされていて、それぞれ持ち点が決まっています。
障がいが最も重い1.0点から最も軽い4.5点まであって、5人の合計が14点以内にしなければなりません。
なので、障がいの軽い人だけでチームを作ることはできず、必ず障害の重い方が参加できるようになっているんです。
まとめ
どんなスポーツでもルールを知れば楽しめます。
面白そうな障がい者スポーツは、ここで紹介したもの以外にもまだまだたくさんあります。
プレーしている選手たちを全力で応援したいですね!
以上が、まとめとなります。
こちらの記事では、スポーツのほかにも障がい者が楽しめる趣味について、書いてみました。ぜひ読んでみてくださいね!
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!
■その他の関連記事はこちらです。