障害者手帳は、障害者なら誰でも受け取ることができる手帳です。
私は、もう10年以上障害者手帳を使っていますが、以前は病院や薬局でしか使うことはなかったんです。
障害者手帳は医療関係に使うものだと思っていたのです。
ところがネットでいろいろ調べるうちに、障害者手帳は世の中のいろんなお店や施設で使えるものだということがわかったんです。
そこでここでは障害者手帳で割引になる施設やサービスについてまとめたいと思います。
この記事は、
・障害者手帳を持っている人
・家族に障がい者がいる人
・お得なサービスを知りたい人
に宛てています。
これを読めば、障害者手帳の良さがわかると思います。
障がい者は体が不自由なので家に引きこもりがちになってしまいますが、割引のことを知れば外に出ていくきっかけになるのではないかと思います。
※ ここで紹介している情報は2018年2月現在のもので、サービスや割引の内容は変更している場合があります。
映画館では障害者手帳を見せるだけで割引に!
あなたは映画を観たりしますか?
体に障がいがあると、なかなか行く気にならない人もいるのではないかと思います。
車椅子などを使っていると、介助してくれる人がいないと映画館で観ることはかなり難しいですよね。
でも、障害者手帳があれば映画館の料金が割引になるんですよ。
通常の映画館の料金は1,800円ですよね。それがなんと、1,000円になります。
また障がい者本人に加えて、付き添いの人まで障がい者と同じ料金に割引になるのです!
私も以前車椅子を使っていたのでわかりますが、付き添ってくれる人の存在って大きいんですよね。
そのような人と一緒に映画を観られるなんて最高じゃないですか。
体にどんな障がいがあったとしても、一年に一回くらいは映画館で映画を観てもいいのではないでしょうか。
美術館に行く時もぜひ障害者手帳も一緒に!
いろんな有名な画家の絵画や陶芸などが見られる美術館ですが、たくさんの美術館で障害者手帳によるサービスが受けられます。
美術館も映画館と同様、付き添いの人も割引になるところが多いですよ。
なかには無料になる場所もあるので、知っているとお得になります。
ちなみに東京ですと、国立西洋美術館や国立科学博物館などで、入館料が無料になります。
あなたの地元の美術館や博物館なども調べてみてくださいね。
私は地元にある茨城県陶芸美術館で、ハンガリーの名窯「ヘレンド展」を見に行ったのですが、そこで障害者手帳を使って観覧料が無料になりました。
■ヘレンド展についての記事は、当サイトの以下の記事にまとめています。
全国各地のテーマパークでも割引になる?
障害者手帳は、全国のテーマパークやレジャー施設でも利用可能な場所があるんです。
最近テーマパークやレジャー施設では、車椅子を貸してくれるところや障害者用トイレを備えたところが増えてきました。
嬉しいことですよね。
障害者手帳の割引ができる場所は、
・富士急ハイランド
・ユニバーサルスタジオジャパン
・東映太秦映画村
などです。
テーマパークで障害者は順番を座って待つことができる!
また施設によってはアトラクションの利用する時、自分の順番が回ってくるまでの間を別の場所でゆっくりと過ごすことができる、「ゲストアシスタントカード」を発行してくれるところもあります。
ずっと立ちっぱなしで待たなくてもいいんですね。
このサービスがある場所は、
・東京ディズニーランド
・東京ディズニーシー
・ユニバーサルスタジオジャパン
などです。
ちなみにユニバーサルスタジオジャパンでは「ゲストサポートパス」といっています。
私がユニバーサルスタジオジャパンに行ったときは、ゲストサポートパスを使って、いすに座って待つことができました。
足が不自由な私には嬉しかったサービスですね。
障害者手帳で割引になるホテルがある?!
また場所によって割引の金額は異なりますが、全国のホテルや温泉、宿泊施設などでも障害者手帳を使えるところがあります。
さらに、最近はホテルや温泉でもバリアフリーが進んでいて、階段には手すりやスロープが付いたりしていますね。
ただ、バリアフリーはまだ完全とはいえず、段差が多いのが現状です。
温泉がある場所というのは、どうしても段差ができやすい場所なんですね。
またドアも自動ドアではなく手動ドアとなっている場所も多いです。
荷物を運び入れる玄関が自動ドアになっていると、とても助かるんですけどね。
新幹線でも障害者手帳は使えるの?
障害者手帳を使うと、新幹線が3割引きになります。
電車でも障害者手帳は使えるんですね。
最近では障がい者雇用が増えてきたので、電車で通勤している人もいると思います。
また、各地で行われるイベントに参加する障がい者も増えたと思います。
そのような人には、新幹線は欠かせない乗り物なのです。
最近ではリニア新幹線が話題になりますけど、乗れる日は来るのでしょうかね。
開通すれば、東京と大阪を1時間で結ぶらしいですからね。
障がい者の移動の強い味方になりそうですね。
■リニア新幹線について、以下の記事で詳しくまとめています。
駅では安全対策をしっかりしてほしい
ただ近頃では、視覚障がい者の方が駅のホームから転落するという事故が起こっていますね。
そのような事故を防ぐためにも、すべての駅のホームの転落防止ドアを早く設置してほしいです。
飛行機に乗るときも障害者手帳を忘れないで!
障害者手帳があると障害の度合いにもよりますが、飛行機の料金が割引になったりサービスを受けることができます。
例えばJALでは、
・機内用の車椅子を貸してくれる
・点字による案内
・補助犬の機内同伴
などがあります。
機内には車椅子で使える化粧室もあって、障がい者に優しい構造になっているんですね。
また飛行機を使うことができると、行動の幅が広がりますよね。
タクシーでも障害者の割引がある?
タクシーは各自治体によって、障がい者の割引が決まっています。
例えば茨城県では、支払い時に障害者手帳を提示すればタクシーの料金が1割引きになります。
私はまだタクシーを利用していないのですが、病院が遠いので将来はタクシーを使うことになると思います。
また今ではタクシーは料金が高いので、代わりに地域巡回バスを利用する人も増えていますね。
携帯電話やスマホも障害者手帳で割引になる!
今ではほとんどの人は携帯電話やスマホを使っていると思いますが、携帯電話会社のドコモ、au、ソフトバンクでは、障害者手帳を持っていれば料金が割引になります。
これはうれしいですね。
特に動くのが困難な人にとっては、携帯やスマホで状況を確認したり連絡を取ったりすることはとても大事なことなんですよね。
歩きスマホはやめましょう
でも最近は、「歩きスマホ」が問題となっていますね。
あれは本当に危ないです。歩きスマホをしている人を見ると、すごくひやひやしますね。
ずっと、黙々とスマホをいじっているんです。
そのような人は下ばかり見ているので、目の前のこちらの存在に全然気がついてないのです。
社会のマナーとして、歩きスマホは今すぐにやめてほしいですね、
まとめ
ここでは、障害者手帳の割引についてまとめてみました。
意外と受けられる割引やサービスはたくさんありましたよね。
障害者手帳を持っているのに、割引を使わないのはとてももったいないと思います。
ですのでもっと積極的に障害者手帳を使っていきたいですね!
■障がい者に関することをもっと知りたい人は、以下の記事もおすすめです。