毎年発表されるノーベル賞。今年は誰が受賞するのでしょうか、注目ですね。
日本人でノーベル賞が期待されている人物のひとりに、十倉好紀(とくら よしのり)さんという方がおられます。
そこで、その十倉好紀さんとはどんな方でどのような研究をされたのか、ということをまとめました。
この記事は、
・十倉さんってどんな人?と思う人
・十倉さんと何か共通点はないかな?と思う人
・十倉さんの人となりが知りたい人
に宛てています。
これを読めば、十倉さんがどんな方なのかわかると思います。十倉さんとの共通点が見つかれば、すごく親近感が増すはずですよ!
十倉好紀(とくら よしのり)さんとはこんな人
十倉さんは1954年生まれで兵庫県の西脇(にしわき)市出身の、日本を代表する物理学者の一人です。
物理学者ですよ。かっこいいですね。
物理学者ですから、ノーベル物理学賞が期待されています。
ノーベル物理学賞受賞となれば、レントゲンとかアインシュタイン、シュレディンガー、湯川秀樹などの歴史上の偉人たちと肩を並べることになるんですね。
ちなみにレントゲンというのは人の名前ですからね。
病院で検査する機械をレントゲンといいますが、この人の名前が使われています。
記念すべき第1回のノーベル物理学賞受賞者です。
そして、1954年生まれなので2018年で64歳になります。午(うま)年ですね。
この年齢には共通する人も多いのでは?
かっこいい60代ですよね。こんなアラシクスに私もなりたい…
また、出身地が兵庫県西脇市です。関西の方なんですね。
なので約4万人の兵庫県西脇市民の方々と同じ共通点なんですね。
兵庫県西脇(にしわき)市とはどんなところ?
西脇市を地図で確認してみると、兵庫県のほぼ中央部に位置しています。
面白いことに、西脇市は統計135度、北緯35度が交差する日本のちょうど真ん中に位置していて、「日本のへそ」といわれています。
西脇市の日本へそ公園では「日本のへそ」西脇子午線マラソン大会がおこなわれています。
また西脇市の大きなイベントでは、へその西脇・織物まつりや、日本のへそ・ハロウィンin西脇、西脇市文化祭、秋祭り・暴れ太鼓、にしわき産業フェスタ・農業祭などがあります。
西脇市は日本のへそですが、もし十倉さんがノーベル賞を受賞すれば、西脇市は日本を超えて「世界のへそ」とか、「ノーベルのへそ」なんていわれるかもしれませんね!
「レッケイ」とは?
レッケイとはなにか?気になりますよね。
辞書にも載っていない言葉ですが、西脇市の方ならばご存知のはずです。
レッケイとは伝統行事のことです。
レッケイは西脇市の兵主(ひょうず)神社で行われる秋祭りにおいて披露される、大名行列を模した伝統行事なのです。
十倉さんも、幼少期はこのレッケイを見て育ったのではないでしょうか。
十倉さんの学歴・経歴がすごい!
十倉さんはどのような学校で学んできたのでしょうか。
1972年 兵庫県立西脇高等学校を卒業
十倉さんは地元の高校に行かれたのですね。
西高といわれるこの高校の出身者に、歌手flumpoolのリーダーである小倉誠司(おぐら せいじ)さんがいらっしゃいます。
1976年 東京大学工学部物理工学科を卒業
十倉さんは東京大学工学部出身です。やはり、行くべきところに行っていますね。
東大工学部の出身者には、元総理大臣の鳩山由紀夫(はとやま ゆきお)さんや、女優の菊川怜(きくかわ れい)さんなどがいらっしゃいます。
1981年 東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻・博士課程を修了
なんだか漢字ばかりでわかりづらいですが要するに、博士になった、ということです。
東京大学大学院出身者に、タレントの八田亜矢子(はった あやこ)さんや、脳科学者の茂木健一郎(もぎ けんいちろう)さん、宇宙飛行士の山崎直子(やまざき なおこ)さんなどがいらっしゃいます。
その後は、東京大学の講師に就任し、助教授を経て、教授となりました。
また、理科学研究所創発物性科学研究センターのセンター長でもあります。
まさにエリート街道まっしぐらの、すごい経歴の持ち主ですね。
十倉さんの研究2つをわかりやすく説明します
十倉さんの研究で注目されているものが2つあります。
法則「十倉ルール」の発見
十倉ルール(Tokura Rule)とは十倉さんが見つけたルールなので、本人の名前が付いているのですね。
物理の法則に自分の名前がつくなんて、すごいことですよね。
この十倉ルールとは、高い温度で電気抵抗がゼロになる、「高温超電導体」に関する法則です。
十倉さんは、その超伝導体の分野において、「電子型高温超電導体」というものを世界で初めて見つけました。そしてその発見が、十倉ルールの発見へとつながっています。
これは、超電導物質の開発の基盤となっています。
新しい材料「マルチフェロイックス」の開発
新材料マルチフェロイックスとは、
・電気で磁気的な性質が変化する
・磁気によって、電気的な性質が変化する
というものです。
今までは磁気的な性質は磁気によってコントロールされ、電気的な性質は電気によってコントロールされていました。
ですが、マルチフェロイックスではその縛りがなくなった、ということです。
この研究によって今後は、消費電力の少ないコンピュータの実現が可能になるといわれています。
まとめ
今回、十倉好紀さんに注目してみました。
私と彼の共通点は日本人男性ということだけでしたが、あなたはどうでしたか?
ノーベル賞は1年に1回ですから、誰が受賞するのかワクワクしますよね!
日本の研究者は快挙を成し遂げるのか、今から発表の日が楽しみです!
以上がまとめとなります。
■当サイトの以下の記事では、ほかのノーベル賞の候補者についてまとめています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!