最近ではロケットの打ち上げのニュースや宇宙ステーション内で活動する宇宙飛行士のことが話題になったりしますよね。
その宇宙飛行士たちは宇宙でどんなものを食べているのか気になりませんか?
そして、それらの宇宙食は一般人の私たちは食べることはできるのでしょうか。
ここではその宇宙食について、どこで買えるのか、またどんな種類があるのかをまとめてみました。
この記事は、
・宇宙食はどこで買えるのか知りたい人
・宇宙飛行士がどんなものを食べているのか知りたい人
・宇宙食をどうやって食べるのか気になる人
に宛てています。
これを読めば、あまり馴染みのない宇宙食についても理解が深まると思います。
宇宙食を食べれば、その意外な美味しさに驚くと思いますよ!
Amazonや東急ハンズの通販で宇宙食が買える!
宇宙食と同じフリーズドライ製法によって作られたスペースフードはいくつかあって、Amazonや東急ハンズの通販で購入することができます。
スペースフードは宇宙で宇宙飛行士が実際に食べた宇宙食とは異なりますが、似たような味・食感を味わうことができます。
お米が好きな人にはエビピラフがおすすめ!
エビピラフを宇宙で食べたらこんな味になるのか、と興味がわく食品です。
フリーズドライ製法によってご飯の中の水分を抜いて乾燥させています。
このエビピラフは宇宙食と同様に、長期保存ができて栄養価も高い食品といえます。
宇宙では摂取できるエネルギーや栄養素に限りがあるため、宇宙食は効率よく栄養が摂れるように、よく考えられて作られているのですね。
宇宙では実際に、カレーライスやすしなど、ご飯を使った料理も食べれているので、和食の日本人でも宇宙食は十分に楽しめるメニューとなっていますよ。
宇宙食には加水食品といって、水やお湯を入れて戻して食べる食品もあります。
加水食品のなかにはご飯類のほか、スープやスクランブルエッグなどの食材があります。
宇宙ではプリンも食べられる?
このプリンは、宇宙食と同じようにフリーズドライで乾燥したプリンとなっています。
何かの調理を必要としないので、袋を開けてそのまま食べることができます。
プリンは実際に宇宙食として食べられている食品なので、このプリンで本物の宇宙食のプリンを味わっているような感覚になりますよ!
プリンは温度安定化食品と呼ばれ、レトルトや缶詰と同じく調理不要のお手軽な食品となっています。
宇宙食にアイスはない?
スペースフードのアイスは、アイスを特殊乾燥したものです。
こちらのアイスは冷たくないのですが、口の中に入れるとすぐに溶けてしまいます。
でも後述する宇宙飛行士・山崎直子さんの話によると、実際には宇宙食にアイスはなく、市販されている宇宙食用のアイスはすべてお土産用なのだそうです。
冷たくないアイスは、実は地上で食べられていたんですね。
というわけで宇宙食には、プリンはあるけどアイスはないということでした。
とはいっても、やはりフリーズドライしたアイスには興味がある方も多いと思います。
そこで、通販以外でも宇宙食を購入できる場所をご紹介しますね。
食べたいと思った方は、そこで一度商品を手に取ってみるといいと思いますよ。
通販のほかに宇宙食を買える場所とは?
宇宙食はAmazonなどのネットショップで買えますが、他にも買える場所があります。
ここで紹介する場所は、ショップ以外にも宇宙に関する展示や見学ができるところなので、併せて利用してみてくださいね。
科学技術館 ミュージアムショップ
TEL: 03-3212-8483
開館時間: 9:30~16:50
休館日: 水曜日(開館の場合あり)、年末年始(12月28日~1月3日)
入館料金: 大人720円、中高生410円、4歳以上の子供260円
※ 入館料金は年齢や団体などによる割引があります。
科学技術館では、宇宙食ミルクレープや宇宙食お好み焼きなどが購入できます。
宇宙食お好み焼きは、普通のお好み焼きのように濃い味付けになっているのか、気になりますね!
国立科学博物館 ミュージアムショップ(上野本館)
TEL: 03-3822-0111
開館時間: 9:00~17:00(金土は~20:00)
※ 時期によって変更あり
休館日: 月曜日、年末年始(12月28日~1月1日)
※ 害虫駆除のため、平成30年6月25日~6月29日は休館
入館料金: 一般・大学生620円、高校生以下は無料
※ 入館料金は年齢、団体による割引があります。
国立科学博物館で購入できる宇宙食の種類は、チキンライス、たこ焼き、バニラアイス、プリンなど約10種類ほどあります。
また最近では、チーズケーキの宇宙食が新しく販売されていますよ。
宇宙で食べる食品とはどんなものがある?
宇宙飛行士はどんなものを食べているのでしょうか。
宇宙科学研究所キッズサイトによると、宇宙で食べる食品、宇宙食は、実は普段私たちが食べるものと同じようなものなのだそうです。
宇宙だからと言って、特別に質素であったりというようなことはないのですね。
ただし宇宙は特殊な場所ですから、食べ方にはいろいろと工夫がされています。
例えば次のようなことです。
・無重力の空間で細かいものが飛び散らないように粘りけをもたせる。
・宇宙船で長期間の保存ができるように乾燥させる。
・食料の重さを軽くする。
ちなみに宇宙でも、地上と同じように1日3食食べますが、作業が忙しいお昼の食事はスナックなどで済ませることが多いそうですよ。
宇宙食にはたくさんの種類がある!
宇宙では、宇宙飛行士の方はどんなものを食べているのでしょうか。
METoA Ginzaウェブサイトで宇宙飛行士の山崎直子(やまざき なおこ)さんの話によると、宇宙での食事は以下のようなものがあります。
・カレーライス
・ラーメン
・手巻き寿司
・サンドイッチ
・コーンフレーク
・スクランブルエッグ
・トルティーヤ
・南極昭和基地の保存食
・ナッツやチョコなどのスナック
・チョコレートブラウニー
・プリン
・羊羹(ようかん)
・ジュース
・紅茶、緑茶
・コーヒー
・ビタミン、食物繊維などのサプリメント
宇宙では、新鮮な果物や野菜が摂りづらいので、その不足した栄養を補うためにサプリメントを摂っている人が多いようです。
宇宙では宇宙食はどうやって食べるのか?
宇宙でフリーズドライの食品を食べるときは、付属のアダプターから水を加えていきます。
そして手で揉むことでフリーズドライが水で戻って、食べられるようになるんですね。
水で戻ったら、容器の上部を切って、スプーンで美味しくいただける、ということです。
そしてのジュースなどの飲み物は粉状になっているんですね。
その粉に水を加えることで、味のついた飲み物に変わるのです。
要するに、粉と水があれば飲み物が作れるというわけなんですね。
また国際宇宙ステーションに補給船が来たときは、新鮮な果物や野菜などを食べられる数少ないチャンスなのだそうです。
そのときだけはフリーズドライの食品ではなく、加工のしていない自然な食品が食べられるのです。
なので宇宙飛行士は、宇宙食ばかりを食べているわけではないのですね。
まとめ
ここでは、通販で買うことができる宇宙食や宇宙食を買える場所についてをまとめてみました。
これから何十年後かに、宇宙旅行ができるようになってきたら、宇宙飛行士以外の一般人でも宇宙食を食べるようになりますよね。
それを考えるとてもワクワクしますね。
宇宙食を食べながら未来のことを考えるのも楽しいことですね!